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この100年で「ホット半島」に、夏は20日増え冬は22日減った

この100年で「ホット半島」に、夏は20日増え冬は22日減った

Posted April. 29, 2021 08:21,   

Updated April. 29, 2021 08:21

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韓半島の夏が100年間でさらに20日長くなった。過去、韓半島で最も長い季節は冬だったが、今や夏にその場を明け渡した。

気象庁は28日、このような内容の長期的気候変動傾向を分析して発表した。気象庁はソウル、釜山(プサン)、大邱(テグ)、仁川(インチョン)、木浦(モクポ)、江陵(カンルン)の100年以上気温を観測した6カ所の過去30年間(1912~1940)の平均気温と最近30年間(1991~2020年)の平均気温を比較した。

韓半島の年平均気温は、過去に比べて最近1.6度上昇した。地球温暖化の傾向がはっきりしている。年中季節の長さも、最近は夏が118日で最も長く、春(91日)、冬(87日)、秋(69日)の順だった。過去は冬が109日で最も長く、夏(98日)、春(85日)、秋(73日)の順だった。夏が20日長くなり、冬が22日短くなり、順序が変わった。

春と夏が始まる日付も、それぞれ17日と11日ずつ早まった。かつては春の始まりは3月18日だったが、最近は同月1日から始まる。夏も、かつては6月中旬に始まったが、最近は5月末に時期が早くなっている。このため、今年のソウルの桜は先月24日に開花し、観測が始まった1922年以降、最も早く咲いた。一方、秋と冬の始まりは9日と5日ずつ遅れた。

温暖化が続き、季節を表わす24節気も、多少の変動が生じた。もともと最も寒い日の大寒(1月20日ごろ)はここ30年間の平均気温が0.9度と、小寒(1月5日ごろ)の0.8度よりも暖かくなった。「大寒が小寒の家で凍死する」という諺が当たり前のことになったのだ。過去30年間の時期は大寒が小寒より寒かった。気象庁は、「100年以上の観測資料を見ると、すべての季節と節気の気温が上昇している」と説明した。


カン・ウンジ記者 kej09@donga.com