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米3大核戦力「B52H」グアム配備、中朝への「牽制球」

米3大核戦力「B52H」グアム配備、中朝への「牽制球」

Posted April. 20, 2021 08:18,   

Updated April. 20, 2021 08:18

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米ルイジアナ州バークスデール空軍基地所属のB52H戦略爆撃機4機が16日(現地時間)、グアムのアンダーソン空軍基地に展開したと、米空軍が明らかにした。

 

バイデン米政権発足後、B52H爆撃機がグアムに前進配備されたのは、1月末以降2度目。これに先立ち配備されたB52爆撃機が本土に帰還した後、後続戦力が再配備されたという。南シナ海付近の米国と中国の軍事的緊張の高揚と北朝鮮の核の高度化など域内の脅威に対する戦略的優位の手綱を放さないという意味とみられる。

これまで、米国は通常武装だけ可能なB1B戦略爆撃機を主にグアムに配備してきた。バイデン政権発足後に核と通常兵器を全て装着できるB52H爆撃機を相次いでグアムに投じている。中国の覇権拡張と北朝鮮の核脅威が「危険水位」に迫ると、大陸間弾道ミサイル(ICBM)、戦略核推進潜水艦(SSBN)と共に3大核戦力とされる選ばれるB52H爆撃機を「牽制球」として積極的に活用しているのだ。

B52H爆撃機は、核弾頭の搭載が可能な巡航ミサイル(最大射程距離2400~3700キロ)と通常弾頭を装着した空対地・空対艦ミサイルなど計32トンに達する兵器を積載することができる。軍消息筋は、「グアムのB52H爆撃機は、南シナ海付近で中国の軍事的動きを牽制すると共に、北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射のような高強度な挑発に対応する任務に投入されるものとみられる」と話した。


尹相虎 ysh1005@donga.com