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リディア・コがLPGAツアーで3年ぶり優勝

リディア・コがLPGAツアーで3年ぶり優勝

Posted April. 19, 2021 08:20,   

Updated April. 19, 2021 08:20

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15歳だった2012年にアマチュアとして出場した米女子ツアー(LPGA)ーのCNカナディアン女子オープンで初優勝を果たした。その後は獅子奮迅の活躍を見せた。プロ転向後は直ちに新人王に輝き、メジャー戦タイトルも手にした。2015年には18歳で女子ゴルフ世界ランキング1位の座についた。10代だった2016年まで、実に14回もLPGAツアー優勝トロフィを持ち上げた。「天才少女」の異名に相応しい活躍だった。

しかし、20代になってからは以前のような姿ではなかった。2018年4月にメディヒール選手権で優勝したのが20代での唯一の優勝だった。

忘れられていた「天才少女」が華やかに復活した。韓国系ニュージーランド人のリディア・コ(韓国語名=コ・ボギョン、24)が3年ぶりに圧倒的なプレーを見せながらLPGAツアー優勝カップを獲得した。

コは18日、米ハワイ州オアフ島のカポレーGC(パー72)で行われたLPGAツアーロッテ選手権4日目の最終ラウンドで、7バーディーを奪い、7アンダー65を記録した。通算28アンダー260という圧倒的なレコードをマークしたコは、キム・セヨン(28)、朴仁妃(パク・インビ(33)ら2位グループを7打差で引き離して、優勝賞金30万ドル(約3億3000万ウォン)を手にした。日数では1084日ぶりの優勝だ。LPGAツアー16度目の優勝を飾ったコは、「今日は自分ができる最高のゴルフができると思っていた」とし、「自分を信じて自分だけのプレーをやり通したのが良い結果につながったと思う」と話した。

最近、復活の兆しは至る場面で確認することができた。コは今大会前まで、今年の4大会に出場し、2度の2位を含めて3度もトップ10入りした。今月初めに開かれたメジャー戦のANAインスピレーションの最終ラウンドでは、10アンダー62と圧巻のプレーを見せた。

長い間優勝がなかったコは最近、米男子ツアー(PGA)で久しぶりに優勝したジョーダン・スピース(28、米国)や松山英樹(29、日本)らの活躍を見て、希望が持てるようになったと話した。コは、「自分はもう一度優勝できるだろうかと疑問に思ったときがあった、優勝してからかなりの時間が経ったスピースと松山が優勝するところをを見て、自分も彼らの結果についていけるかもしれないという希望が生まれた」と話した。過去、男子ゴルフの世界ランキング1位まで上ったスピースは今月初め、バレロ・テキサスオープンで3年9ヵ月ぶりの優勝を果たし、松山もメジャー戦のマスターズで3年8ヵ月ぶりに頂上に立った。

韓国企業がスポンサー協賛した冠大会で韓国勢5人がトップ10入りするに上がる健闘を見せた。朴仁妃は同日、1イーグル、7バーディーでスコアを9つも伸ばし、通算21アンダー267で、7打を減らしたキム・セヨンと共に2位タイで大会を終えた。コ・ジンヨン(26)と世界ランキング1位を争っている朴仁妃は同日、16番(パー3)から18番(パー4)まで連続バーディーを奪い、準優勝リストに名を連ねた。コ・ジンヨンは参戦しなかった。

昨年のメジャー戦、全米女子オープンで優勝したLPGAツアーの「ルーキー」キム・アリム(26)は同日、1イーグル、5バーディー、1ボギーの6アンダー66で回り、通算18アンダー270で10位タイで大会を終えた。キム・アリムがトップ10入りしたのはLPGAツアー進出後初めて。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com