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今年3月は史上最も暖かかった

Posted April. 13, 2021 08:26,   

Updated April. 13, 2021 08:26

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今年3月は、観測を始めて以来最も暖かい3月と記録された。高い気温の影響で、ソウルの桜も1922年以降最も早く開花した。

12日、気象庁によると、今年3月の全国の平均気温は8.9度で、同じ場所で気温を観測し、全国平均気温を取り始めた1973年以降、最も高かった。3月の平均最高気温(14.9度)と平均最低気温(3.4度)もやはり観測以来最も高かった。

3月に気温が上がり、桜も早いテンポで開花した。ソウルでは平年より17日、昨年より3日早い先月24日桜が咲いた。これも1922年、桜の開花日を観測し始めて以来、最も早い。ソウルだけでなく、大田(テジョン)、光州(クァンジュ)、大邱(テグ)、釜山(プサン)、済州(チェジュ)など全国大半の地域で平年より6〜18日早く桜が咲いたという調査結果が出た。

今年3月が、最も暖かく、花が早く咲いた月と記録されたのは、気候変動とも無縁ではない。韓半島の年平均気温が徐々に上昇し、春も早まっている。

3月だけを見ると、平均気温が最も高かったのは、今年3月に続き、2018年(8.1度)と2020年(7.9度)がそれぞれ2位と3位だった。ここ4年間の記録が、いずれも上位グループに入ったのだ。全国平均の桜の開花日も、1980年代は4月8日だったが、2010年代に入ってからは4月2日に繰り上げられた。

気象庁は、「平年より冷たくなった北極の空気が、強い極渦とジェット気流の影響で南下できず、今年3月に気温が高かった」と説明した。これに加え、熱帯対流活動(上昇気流)で暖かく湿った気流が韓半島に流入したことも影響を及ぼしたという分析が出ている。気象庁は、「約10年前から気温や降水などの変化が大きくなっている、今後も春と夏は早く始まり、冬は短くなる傾向が続くだろう」と予想した。


ソン・ヘミ記者 1am@donga.com