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クリエイターを発掘してスター団員を募集 若返る国楽界

クリエイターを発掘してスター団員を募集 若返る国楽界

Posted April. 07, 2021 07:23,   

Updated April. 07, 2021 07:23

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「みんなが芸術家、みんながスターだ!」

最近、国楽界の新しい話題だ。厳格な位階や団体活動を重視してきた国楽界が変わってきている。国立国楽機関や団体でも、個人の個性や創意性、スター性を浮き彫りにするコンテンツが相次いで制作され、愛されている。「新型コロナ」で団体公演の活動が萎縮したのも、それに拍車をかけている。

「拍子数を公演ごとに書いて持ち歩く『族譜(系図)ダイアリー』です。これは、うちの打楽器クラスにおいては、非常に重要な系図だといえます」。

映像の中で、国立国楽院・正楽団の末っ子打楽器演奏者であるコ・ギョンファさんが、自分の楽器カバンを開けて見せる。国楽院の空間を紹介し、自分ならではのストレッチ法を耳打ちしながら、筑や敔、靈鼗、路鼓など、見慣れない国楽打楽器も自然に教えてくれる。

国立国楽院は、団員らの日課や日常を身近な雰囲気で撮影したこのような「vlog」を、最近相次いで公開している。国楽院の関係者は、「一般人はもちろん、国楽専攻者でも分かりにくい演奏者ならではの演奏チップと日常を披露しようとした。普段集団に埋もれている団員一人一人のスター性と個性を見せることで、若い世代にも国楽を優しく紹介したかった」と説明した。舞踊団、民俗楽団、創作楽団の団員らが1人ずつ出演したこのvlogシリーズは、1本当たり2000~6000回のクリック件数をあげ、国内外のネットユーザーから賛辞を受けている。

国立国楽管弦楽団(芸術監督=キム・ソンジン)は、団員と外部の芸術家2~5人のチーム演奏を収録した動画シリーズ「三三五楽」を制作して発表している。団員たちは、ソウル西大門(ソデムン)刑務所の歴史館から江華島(カンファド)のペンションまで様々な場所で演奏する。電子音楽家や振付師などの外部の芸術家と独特な方法でコラボレーションを行うこともある。楽団のチェ・インヨン責任プロデューサーは、「オーケストラに属する団員が本人の個性を発揮する機会が少ないためか、『三三五楽』への参加意志が高い。今後、様々なコンテンツを企画したい」と話した。

国立国楽院の「vlog」は親しみを、国立国楽管弦楽団の「三三五楽」は高品質を売り物にしていた。三三五楽の先月の「絆」の編は、全国各地の美しい自然と現場音を大芩と奚琴のデュオ演奏と交ぜたり、交差編集して高画質に見せている。公演演出家のチョン・ジョンイムと映画監督「イワ」が演出と撮影を担当した。

一部の団員は、演奏はもちろん、音楽創作にも参加した。三三五楽の二つの編で共同作曲と演奏を担当した国立国楽管弦楽団のキム・イェスル打楽器団員は、「団員たちも一人一人芸術家なので、個人の力量を広げたいと思う人が多い。普段は楽団が追い求める方向や作曲家の狙いに合わせることになるが、個人の好みと芸術性を発揮できるこのような機会がうれしく、また大切だ」と話した。

国立国楽院は、オープン70年の史上初めて、動画クリエイターまで募集している。今回選ばれた国楽クリエイターたちは、新設された「国楽アーティストラボ」を通じてコンテンツ創作教育と制作費の支援を受ける。19歳以上の国楽専攻の個人と団体が応募可能だ。今月16~20日、電子メール(dekebi@korea.kr)と郵便で受け付ける。

イナルチや「楽団光七」など、新しい形の若い国楽グループが海外でも注目を集めている中、国楽界も、歩幅を合わせているという見方が出ている。音楽評論家のパク・ジュンウ氏は、「近年、韓国芸術総合学校、伝統芸術院から南山(ナムサン)韓屋村まで、様々な機関や団体で芸術家個々人の実験性とスター性にスポットを当てようとする試みが増えている」と話した。


イム・ヒユン記者 imi@donga.com