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大統領選レースがかかった李洛淵氏、巻き返しの転機をつかめるか

大統領選レースがかかった李洛淵氏、巻き返しの転機をつかめるか

Posted April. 06, 2021 07:51,   

Updated April. 06, 2021 07:51

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「候補同様に今回の選挙に切迫した人が、李洛淵(イ・ナクヨン)常任選対委員長だろう」

与党「共に民主党」のある議員は5日、李氏の状況についてこのように語った。4月7日の再・補欠選挙の結果に李氏の次期大統領選レースが影響を受けるためだ。

李氏は先月初め、党代表を退いた直後に選対委員長を担い、1ヵ月間、選挙の前面に立ってきた。しかし、予期しなかった韓国土地住宅公社(LH)投機疑惑で、党の支持率下落と共に李氏の次期大統領候補支持率も最近1桁まで下がった。

同党が今回の選挙で1ヵ所でも勝利した場合、李氏は「苦しかった選挙を勝利に導いた」と評価され、党内リーダーシップはもとより個人の支持率も引き上げる機会を得ることができる。一方、ソウルと釜山(プサン)いずれも敗れた場合、党だけでなく李氏も少なからぬ打撃を受けるだろう。与党関係者は、「李氏の支持率が1桁に下がった状況で選挙まで惨敗すれば、大統領選レースを引っ張っていく動力を得ることは容易でない」と指摘した。

しかし、党の一部では、「選挙に敗れても、李氏のせいにすることはできない」という主張もある。ある与党重鎮議員は、「LH波紋など予期せぬ変数で今回の選挙は李舜臣(イ・スンシン)将軍でも勝つことが難しい選挙」と話した。首都圏地域のある与党議員は、「今回の選挙を基点に、政界の話題が透明な競争から社会統合に変わる可能性がある」とし、「中道層拡張戦略が再び与党の課題になれば、李氏の声も大きくなり得る」と強調した。


金志炫 jhk85@donga.com