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柳賢振、勝ち越しツーラン浴びるも5回2失点と好投 パドレスが10回延長で3-2勝利

柳賢振、勝ち越しツーラン浴びるも5回2失点と好投 パドレスが10回延長で3-2勝利

Posted April. 03, 2021 08:05,   

Updated April. 03, 2021 08:05

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勝利とは縁がなかった。しかし、改めて「モンスターシーズン」を期待させる投球内容だった。

韓国人として初めて大リーグ開幕戦に先発した柳賢振(リュ・ヒョンジン=34、トロント・ブルージェイズ)が快調のスタートを切った。柳賢振は2日、米ニューヨーク・ヤンキースタジアムで行われたニューヨーク・ヤンキースとの開幕戦に先発登板し、5回と3分の1を投げ、4被安打、6四球、2奪三振2失点と好投した。アメリカンリーグのサイ・ヤング賞最有力候補に挙げられるゲリット・コールとの初先発対決でも、全く引けをとらなかった。最高160kmの速球を投げたコールも同日、5回と3分の1を投げ、5被安打2四球8奪三振2失点を記録した。

エースの名にふさわしい好投だった。やや肌寒い天気に強い風が吹く中でマウンドに立った柳賢振は、ファストボールと武器のチェンジアップなどでヤンキース打線を封じ込めた。

ただ、一度の失投が惜しかった。1回裏に2つの三振を奪う快調なスタートを切った柳賢振は、1-0でリードした2回裏の2死1塁でゲイリー・サンチェスに勝ち越し2ランを許した。カウントを取ろうとして投げた初球の直球(147キロ)が真ん中に入った。しかし、柳賢振は3回からマウンドを降りるまで、強力なヤンキース打線を無失点に仕留めた。

ファストボールの最高球速は148kmだった。武器のチェンジアップを33球、カット・ファストボール(カッター)も26球を投げた。投球数は92球。

トロントは1-2でリードされた5回、テオスカー・ヘルナンデスがコールを相手に左越え同点ソロ本塁打を放って同点に追いつき、延長10回にランドル・グリチャックが決勝二塁打を放ち3-2で勝利した。トロント・サンなど地元メディアは、「柳賢振の安定感のある投球が勝利の基盤になった」と好評した。しかし柳賢振は試合後、「正直に言って、自分が一番下手だったと思う。うちのチームが先制点を奪ったのに、すぐ勝ち越し本塁打を打たれたのは悔しい」と話した。

今年サンディエゴ・パドレスに入団したキム・ハソン内野手(26)はアリゾナ・ダイヤモンドバックスとの開幕戦で、7回裏2死に代打で出場し三振に倒れた。試合はパドレスが8-7で勝った。期待を集めたテキサス・レンジャーズの左腕投手、梁玹種(ヤン・ヒョンジョン=33)は開幕ロースターに入れなかった。


李憲宰 uni@donga.com