「まだあなたが恋しい」 張国栄氏１８周忌に香港で追悼の波

２００３年４月１日に亡くなった世界的な歌手兼俳優の張国栄（１９５６～２００３）の１８周忌を迎え、香港全域で追悼が続いた。

香港０１などの香港メディアによると、１日（現地時間）午後７時３０分、ユーチューブとフェイスブックチャンネルでは、張国栄を追悼する無料オンラインコンサート「想泥（あなたが恋しい）張国栄２０２１」が開催された。張国栄とデュエット曲を発表した歌手・許冠杰（７３）など、生前彼と縁の深い芸能人たちが参加した。ビクトリアハーバーの夜景を背景に、張氏をアニメーションで表現した動画や氏のヒット曲「スター（明星）」などが放送された。

今回のコンサートのタイトルは、張氏の恋人だった唐鶴徳氏（６２）がつけた。唐鶴德さんは１日、インスタグラムに張氏の写真を掲載し、「会いたい」と書き込んだ。同日から１１日まで、尖沙咀のアーバンハウスでも張氏の写真と映画ポスターなどを見ることができる追悼展示会が開かれる。

毎年４月１日、氏のファンらは、彼が亡くなった香港マンダリンオリエンタルホテルの前に数多くの花を供えた。新型コロナウイルス感染症（新型コロナ）で、昨年はファンクラブ主催の献花行事が行われず、今年も集合禁止命令などで献花行事はなさそうだ。有名織物商の子として生まれた張氏は、まず歌手として人気を博した後、１９７９年に映画界入りした。「英雄本色」（１９８６年）、「天女遺魂」（１９８７年）などで大変な人気を集めた。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com