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米報道官、「バイデン大統領、正恩氏と会う意向はない」

米報道官、「バイデン大統領、正恩氏と会う意向はない」

Posted March. 31, 2021 08:15,   

Updated March. 31, 2021 08:15

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バイデン米大統領は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に会う意向がないと、ホワイトハウスが明らかにした。北朝鮮が米国を圧迫して弾道ミサイル発射の武力示威をしたにもかかわらず首脳会談による「トップダウン」方式の政策は生半可に推進しないということだ。このような状況で、正恩氏の妹の金与正(キム・ヨジョン)党宣伝扇動部副部長は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北朝鮮の弾道ミサイル発射について「望ましくない」と発言したことに、「米国産のオウム」などと強く批判した。文政府が任期末に、南北関係の修復と米朝対話の再開が急がれると乗り出したが、かえって北朝鮮の挑発にも怯まない米国と、韓国への非難を続ける北朝鮮の間に挟まった格好となった。

サキ大統領報道官は29日(現地時間)の記者会見で、「大統領が(25日)北朝鮮との外交にも準備できていると言ったことに、正恩氏と会うことが含まれるのか」という質問に、「大統領のアプローチ方式は異なるもので、(正恩氏に会うという)そのような意図はない」と答えた。

一方、与正氏は30日、談話を通じて、「(文大統領の発言は)ずうずうしいこと極まりない」と主張した。また、「このように非論理的かつ厚顔無恥な行為は、我々の自衛権を国連決議違反だの国際社会に対する脅威だのと言いがかりをつける米国の強盗のような主張を、そのまままねたものだ」とし、「米国産のオウムと称賛しても差し支えない」と揶揄した。 大統領府関係者は、与正氏の談話について、「遺憾だ。北朝鮮も対話の意思を示すことを望む」と述べた。統一部も、「強い遺憾の意を表する。いかなる瞬間にも、互いへの言動において最低限の礼儀は守られるべきだ」と批判した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 クォン・オヒョク記者 lightee@donga.com