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輸出に春風、先月に9.5%増の448億ドル

輸出に春風、先月に9.5%増の448億ドル

Posted March. 02, 2021 08:16,   

Updated March. 02, 2021 08:16

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先月の輸出額は1年前より9.5%増となり、2月基準では9年ぶりの最高値となった。一日平均輸出額(23億ドル)も、2月基準で史上最大規模だった。韓国輸出が完全な回復振りを見せているという評価が出ている。

産業通商資源部(産業部)は、2月の輸出額は448億1000万ドルで、昨年同期比9.5%伸びたと、1日発表した。2月基準では、2012年(463億2000万ドル)以降最大だ。旧正月連休が含まれているため、操業日数は昨年より3日少なかったにもかかわらず、4カ月連続で上昇した。一日平均輸出額は26.4%伸びた23億ドルで、40カ月ぶりに最高の伸び率を見せた。産業部は、「4カ月連続で総輸出と1日平均輸出額が同時に伸びたのは、輸出好況期だった2017〜2018年以降初めてだ」と説明した。

15件の主力品目のうち、11件の輸出が1年前より伸びた。半導体輸出(83億7000万ドル)は13.2%伸びて、8カ月連続で増加した。自動車輸出は47%伸び、2カ月連続で40%台の伸び率を示した。新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)診断キットの輸出が急激に伸びたおかげで、バイオヘルスの輸出は1年前より62.5%急増した。国際原油価格の値上がりを受け、石油化学(マイナス22.4%)や石油製品(マイナス15.2%)の輸出も改善傾向を見せている。

先月、中国(26.5%)、米国(7.9%)、欧州連合(48.2%)の3大主要市場の輸出はいずれも伸びた。対中輸出は景気回復による石油化学・石油製品の需要増加で、今年に入ってから2カ月連続で20%台の伸び率を示した。対米輸出額(64億ドル)は、2月基準で初めて60億ドルを超えた。

半導体や自動車などの主力品目の善戦や、バイオヘルスなどの新しい品目の成長が続き、当面、輸出の好調は続くだろうという予測が出ている。成允模(ソン・ユンモ)産業部長官は、「世界景気と貿易回復に対する期待が高まっているが、新型コロナの長期化と保護貿易主義の拡散など、通商環境の変化に対する不確実性もある」とし、「今年の確実な輸出プラス転換のための対策を今月まとめたい」と述べた。


周愛眞 jaj@donga.com