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クオモNY州知事、元側近がセクハラ告発

クオモNY州知事、元側近がセクハラ告発

Posted March. 01, 2021 08:04,   

Updated March. 01, 2021 08:04

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新型コロナウイルスの感染対策で「ヒーロー」と呼ばれたニューヨーク州のクオモ知事(63)が、新型コロナの死者数の隠蔽疑惑に続き、今度は側近にセクハラを日常的に行ったというスキャンダルに包まれた。

クオモ氏の保健政策顧問を務めていたシャーロット・ベネット氏(25)は先月27日、クオモ氏が自身に性に関する不適切な質問をしたと、米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで暴露した。クオモ氏が女性補佐陣にセクハラしたという主張は今回が2度目。

クオモ氏は、ベネット氏に性交渉の相手は1人か、年上の男性と性的関係を持ったことがあるかなどと聞いたと、同紙は伝えた。ベネット氏は、クオモ氏が昨年6月に州知事室で、自分は20代の女性と関係を持つ気があるとし、愛情関係で年齢差についてどう考えるかなどを尋ねたと話した。ベネット氏は昨年11月、州知事室を離れた。

これに先立ち、クオモ氏の経済政策顧問を務めたリンゼー・ボイラン氏(36)は先月25日、自身のSNSに、2016年からクオモ氏からセクハラを受けたと暴露した。ボイラン氏は、クオモ氏に腰や腕、脚を触られ、不意にキスされたと明らかにした。

 

クオモ氏は2件のセクハラ疑惑を全て否定した。クオモ氏は同紙に、「相談相手になっただけでベネット氏に迫ったことはなく、不適切な行動に出ようしたこともない」と説明した。ボイラン氏の暴露については、「ただの嘘」と否定したが、民主党の一部からは真相調査を求める声が出ている。

相次ぐスキャンダルで、一時、民主党の次期大統領選候補とされたクオモ氏が窮地に追い込まれた。クオモ氏は、昨年上半期にニューヨーク州で新型コロナの感染が拡大した時、ほぼ毎日記者会見を行い、ニューヨークの状況を加減なく伝え、高い評価を受けた。しかし、その後、ニューヨーク州の高齢者施設での新型コロナ感染による死者数を隠蔽したという疑惑が生じたうえ、元側近によるセクハラ暴露まで飛び出し、クオモ氏は政治生命に深刻な危機を迎えている。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com