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寒波に襲われたテキサス、電気料金高騰

Posted February. 22, 2021 07:30,   

Updated February. 22, 2021 07:30

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記録的な寒波に襲われた米テキサス州で、電気料金が高騰する異常事態が起こっている。

米経済メディア「フォックス・ビジネス」は20日、大寒波の到来が電気料金の高騰につながったとし、住民が受け取った電気料金の請求書を例に挙げた。テキサス州アーリントンに住むタイ・ウィリアムスさんは、「今月1万7千ドル(約1900万ウォン)請求された」とし、「世の中で誰がこんな料金を払えるのか」と憤った。ウィリアムスさんは、寒波の前、家やゲストハウス、オフィスなどを合わせて月平均660ドル(約73万ウォン)を払っていたという。ダラス近郊で3部屋の家に暮らすある住民も、1万ドル(約1100万ウォン)の電気料金を請求されたという。

これはテキサスの電気料金システムのためだ。フォックス・ビジネスによると、高額の電気料金の請求を受けた住民たちは、電力会社グリッディの「変動料金制」に加入していたことが分かった。変動料金制は、電気供給が円滑な平常時には安い価格で電気を供給されるが、寒波や大雪で電力の需要が拡大すると価格が高騰する。テキサスの電力料金は1メガワット時(MWh)当たり平均50ドル(約5万5千ウォン)未満だったが、寒波で9千ドル(約995万ウォン)まで跳ね上がった。

バイデン米大統領は同日、異常寒波で大規模な停電および水不足に見舞われたテキサスの被害を大規模災害と宣言した。


李恩澤 nabi@donga.com