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与党が情勢巻き返し狙い「速度戦」 釜山市長補欠選

与党が情勢巻き返し狙い「速度戦」 釜山市長補欠選

Posted February. 19, 2021 08:13,   

Updated February. 19, 2021 08:13

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4月7日の釜山(プサン)市長補欠選を控え、与党が形勢を覆すために本格的な速度戦に乗り出した。与党「共に民主党」は26日、国会本会議で、加徳島(カドクド)新空港特別法を原案どおり通過させると繰り返し約束する一方、釜山野球競技場の建設などの追加公約も出した。

同党の李洛淵(イ・ナクヨン)代表は18日、国会で開かれた民主党の市・道党委員長連席会議で、「加徳島新空港特別法が法案小委で大詰めの審査をしている段階」とし、「予備妥当性調査の免除などを含め、党の原案が最大限反映されるようにする」と述べた。前日(17日)の国会国土交通委員会で、予備妥当性調査の免除をめぐって与野党が合意に至らなかったが、19日の再議論では原案どおり通過させるということだ。

 

同党の国家均衡発展特別委員会も同日午後、国会で記者会見を行い、加徳島新空港に対する予備妥当性調査の免除や早期着工などを含む特別法の原案通過を野党に迫っている。記者会見に参加した田載秀(チョン・ジェス)議員(釜山北江西甲)は、「野党『国民の力』指導部が釜山に来て、加徳島新空港に賛成すると言いながら、特別法には反対意見を出した」とし、「26日の特別法処理を控え、時間を遅らせようとしている」と主張した。

 

「共に民主党」は、加徳島新空港の総力戦と共に追加公約も出した。釜山市長選支援のために釜山市党未来本部長を務めた李光宰(イ・クァンジェ)議員は同日、民主研究院と釜山市党が開催した「全国巡回政策エキスポin釜山」で、釜山野球競技場の建設および釜山国際映画祭を活用した映画産業活性化案を提案した。

これに先立ち、同党の金太年(キム・テニョン)院内代表が同日午前、党政策調整会議の開始前、マイクが入っていることに気づかず「釜山にまた行かなければならないのか」と独り言を言ってため息をつく姿が捉えられた。これに対して、特別法原案通過が難しくなったのではないかという推測が流れると、権赫基(クォン・ヒョクキ)院内代表秘書室長は、「『党が釜山市民に約束した通り通過させるので心配するな』という表現」とし、「法通過後に釜山市民に結果と迅速な推進計画を報告しに行くという意味」と説明した。


金志炫 jhk85@donga.com