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「小遣いの代わりに株式」未成年口座が1年間で2倍に

「小遣いの代わりに株式」未成年口座が1年間で2倍に

Posted February. 19, 2021 08:14,   

Updated February. 19, 2021 08:14

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昨年10月、アン・ボベ氏(35)は、10歳の息子の証券口座を開設して、三星(サムスン)電子の株2株を購入した。子ども新聞を購読している息子が、証券市場関連記事を読んでから直接投資をしてみたいと言ったのが発端となった。アンさんは、「大人になるまで待たなければならないのかと悩んだが、息子がこれまで貯めた小遣いで投資すれば実践経済教育になりそうなので承諾した」と話した。アン氏夫婦は株式用語や投資概念などを教えるが、投資銘柄を選んで売買する時を決めるのは息子の役目だ。先月末、三星電子の株価が1株=8万ウォン台前半まで下落すると、息子は「買い足すべきだ」と主張し、夫婦に8万2000ウォンを手渡した。

昨年から続いている株式投資ブームに、19歳未満の未成年者の株式口座も1年間で2倍以上急増したことが分かった。

18日、金融投資業界によると、先月末現在、キウム証券や未来(ミレ)アセット大宇(テウ)、NH投資証券、KB証券、韓国投資証券の証券会社5社の未成年者の株の口座は、計60万6952件と集計された。1年前(29万1033個)より108.6%急増した。特に、韓国証券市場が「コスピ3000ポイント時代」を切り開いて盛り上がった今年1月だけでも、8万件以上の新規口座が開設された。2019年の1年間に開設された未成年者の口座は1万口座に満たなかった。

証券市場の活況で株式投資に対する関心が高まっている上、金融投資の重要性を認識した親たちが積極的に子供名義の口座を作っているものと分析される。そのうえ、住宅価格の高騰と就職難などで、子どもにあらかじめ株式で財産を贈与する親も増えている。漢陽(ハンヤン)大学経済学部のハ・ジュンギョン教授は、「10代の時から小額で実戦投資をすれば、金融教育の効果がある」とし、「ただ過度に巨額を投資すれば、違法贈与などの問題が発生する可能性がある」と語った。


朴熙昌 ramblas@donga.com