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3ヵ月前に穴が空いた東部戦線鉄柵、またも破られる

3ヵ月前に穴が空いた東部戦線鉄柵、またも破られる

Posted February. 17, 2021 07:36,   

Updated February. 17, 2021 07:36

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年齢不詳の北朝鮮男性が、江原道高城郡(カンウォンド・コソングン)の民間人統制線(民統線)付近で検挙され、軍当局が調査を始めた。ここは陸軍第22師団の管轄地域だ。昨年11月、北朝鮮男性が同部隊が管轄する高城の最前方警戒部隊(GOP)の鉄柵を越えて南下したにもかかわらず、14時間行方が分からなかった。最前方の鉄柵が破られてから3ヵ月が経ち、再び東部戦線の同部隊で対北朝鮮警戒に穴が空いたのだ。同部隊は2012年、いわゆる「ノック亡命」事件が発生したところでもある。

16日、合同参謀本部によると、同日午前4時20分頃、東海民統線から南に移動した北朝鮮男性A氏が監視カメラに捉えられた。軍は、対浸透警戒令「珍島犬1」に引き上げ、作戦兵力を投入し、3時間後の午前7時20分頃、A氏の身柄を確保した。

その後、A氏は軍の合同尋問で亡命の意思を明らかにしたという。合同参謀は、「南下の過程や亡命の有無など細部事項について関係機関と共に調査を進めている」とし、「該当地域の海岸警戒を含め、警戒態勢全般を点検している」と明らかにした。合同参謀はA氏が海上で38度線を越えた可能性も調査している。


申圭鎭 newjin@donga.com