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お年玉も「非対面送金」、新札交換が昨年の半分に

お年玉も「非対面送金」、新札交換が昨年の半分に

Posted February. 11, 2021 08:57,   

Updated February. 11, 2021 08:57

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会社員のチョン某さん(42)は、今年の旧正月はぱりっとした新札の代わりに、「非対面のお年玉」を考えている。新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の拡散を防ぐため、5人以上の集まりが禁止となって会えない故郷の甥・姪らに、簡単な送金プラットホーム「カカオペイ」で5万ウォンずつのお年玉を送るつもりだ。チョンさんは、「中学校に入学する甥に会うことができず残念だ。電話で話をし、『オンラインお年玉』で代えなければならないようだ」と語った。

チョンさんのように「非対面の旧正月」を準備する人が多いというのは、旧正月の祝日前の韓国銀行の新札交換件数からも確認できる。10日、韓国銀行(韓銀)によると、先月28日から今月10日までの10営業日間、市民が韓銀発券局の窓口で紙幣を新札に交換した件数は約3879件で、昨年同期の交換実績(7090件)の54.7%と調査された。旧正月を控えて市場に供給された金も、8年ぶりに最も少なかった。同期間の通貨供給実績は4兆7475億ウォンで、昨年より8814億ウォン(15.7%)減少した。現金を求める需要がそれだけ減少したことを意味する。

最近、株式市場が高騰すると、子どもに現金のお年玉の代わりに「株式のお年玉」を与えたり、集めたお年玉を株式口座に入金しようとする親もいる。主婦のハン・スヨンさん(39)は、5歳の息子がもらうお年玉を、昨年作った息子名義の証券口座に預けるつもりだ。ハンさんは、「息子に渡すお年玉も、現金の代わりに三星(サムスン)電子などの優良株1株を買って預けるつもりだ」と話した。

金融業界も、「非対面旧正月」のイベントに乗り出している。カカオペイは14日まで、振込サービスでお年玉を送る場合、お正月メッセージの入った特別送金封筒を提供する。カカオペイの関係者は、「祝日移動が制限された昨年の秋夕(チュソク=旧暦8月15日の節句)の時も『ハンガウィ』送金封筒の利用量が2019年に比べて約37.4%増加した」と伝えた。

ウリィ銀行は14日まで、モバイルバンキングアプリ「WONバンキング」を利用してお年玉を送ると、500人に抽選でダンキンドーナツ・マンチキン10個パックのモバイルクーポンを提供する。ハナ銀行も、お年玉と入学、卒業祝い金の名目で外貨積立金や住宅申し込み総合貯金などに加入すれば、商品数に応じてCUモバイル商品券などを景品として与える。


申나리 journari@donga.com