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メジャー進出のキム・ハソン「柳賢振さんと対決してみたい」

メジャー進出のキム・ハソン「柳賢振さんと対決してみたい」

Posted February. 09, 2021 07:52,   

Updated February. 09, 2021 07:52

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8日、メジャーリーグに進出したキム・ハソン(26=サンディエゴ・パドレス)の記者会見が行われたソウル市永登浦区にあるケンシントンホテル。記者団の質問にキム・ハソンが答えていた。ところが、マイクが「パン」と音を立てて会見が暫く中断した。

異様な沈黙に包まれたころ、MCが「キム・ハソン選手がメジャーでも成功することをの予告する音だったようですね」とコメントした。メジャーリーグでも本塁打と安打をバンバン打てるだろうという意味だった。センスあるコメントにキム・ハソンも明るい笑顔を見せた。記者会見はマイクを交換して再開された。

キム・ハソンは先月1日、サンディエゴと「4年+1年」の総額3900万ドル(約436億ウォン)で契約し、KBOリーグ出身野手では6人目のメジャーリーガーとなる。

キム・ハソンにとってメジャーリーグは新しいポジションへの挑戦でもある。サンディエゴはキム・ハソンに二塁手を提案した。国内でキム・ハソンは遊撃手と三塁手として活躍した。だが、どのポジションを任されようと、優秀な選手が多いチームでプレーすることが大事だと思って、提案を受け入れた。

自信はある。キム・ハソンは「スポーツは自信が持てることが重要だ。始まってもいないのに気が引けては試合で勝てない」とし、「二塁手として行くけど、正直遊撃手だろうが三塁手だろうが、内野の全ポジションでプレーできるので自信はある」とと話した。高校時代に二塁手でプレーした経験もある。

一番相手してみたい投手はトロント・ブルージェイズのエース、柳賢振(リュ・ヒョンジン=34)だ。キム・ハソンは、「韓国では柳賢振さんのボールを打てる機会がなかった」とし、「テレビで見る限り、本当に良いボールを投げているのだが、メジャーリーグに行ったら、打てなくても一度でも良いから対決してみたい」と話した。キム・ハソンは2014年にKBOリーグにデビューした。ハンファ所属だった柳賢振は、2012年を最後にメジャーリーグに進出した。

目標はチームの優勝と二桁の本塁打だ。キム・ハソンは、「韓国で優勝を経験できなかったので渇望している。サンディエゴが最近良い選手たちを獲得しているので、自分が合流すれば優勝候補の戦力になると思った」と言い、「主力に定着してフル出場を保証してもらえたら、二桁本塁打は可能だと思っている」と語った。

キム・ハソンは11日、一人で米国へ出国する。新型コロナウィルス禍で家族は同行しない。キム・ハソンは「米国に先に進出した先輩たちから、韓国が懐かしくなって孤独感を感じるだろうとアドバイスしてくれた」とし、「最近一番目の姉が結婚をきっかけに撮影した家族写真を持っていく」と話した。


カン・ドンウン記者 leper@donga.com