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バイデン氏、失業の女性と電話、「炉辺談話」をベンチマーキング

バイデン氏、失業の女性と電話、「炉辺談話」をベンチマーキング

Posted February. 08, 2021 08:11,   

Updated February. 08, 2021 08:11

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バイデン米大統領が、大恐慌と第2次世界大戦を克服して大統領を4期務めたフランクリン・ルーズベルト元大統領(1882~1945)のベンチマーキングに乗り出した。バイデン氏はルーズベルト元大統領が使った「炉辺談話(Fireside chats)」のような失業者との電話での会話を公開し、新型コロナウイルスや経済難で苦しむ国民に語りかけた。

ホワイトハウスは6日、ソーシャルメディアで、昨年7月から失業中のカリフォルニア州ローズビル在住の白人女性ミシェルさん(47)と大統領の通話内容を紹介した。2分28秒の通話でミシェルさんが、「仕事を見つけるのが本当に大変だ」と言うと、バイデン氏は、「私の父がよく言っていたように、仕事とは単にお金を稼ぐことだけでなく、人の尊厳に関する問題だ。(あなたのように)切実な助けが必要な人に緊急支援を提供する計画を立てている」とし、1兆9千億ドル規模の経済対策に触れた。

 

ミシェルさんは通話前に大統領に自身の苦しい状況について手紙も送った。バイデン政権の新型コロナウイルスのワクチン接種計画も話題となった。ルーズベルト元大統領は、大恐慌に金融市場が崩壊危機に直面すると、ラジオを通じて政策を広報し、国民に語りかけた。この姿が暖炉の前で家族と談話するようだという理由で炉辺談話という名前がついた。サキ大統領報道官は5日、「ルーズベルト元大統領の炉辺談話、レーガン元大統領の定例ラジオ演説など、米大統領の演説は国家の長年の伝統」とし、「バイデン大統領は伝統を継承し、演説や多様な形態で行なっていく」と明らかにした。


趙鍾燁 jjj@donga.com