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「生活は続く」、BTSが新アルバム「Be」リリース

「生活は続く」、BTSが新アルバム「Be」リリース

Posted November. 21, 2020 08:46,   

Updated November. 21, 2020 08:46

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「『それでも人生は続く』とは、一見当たり前のようだが、厳しい真理を私たちならではのカラーで解きほぐした」(RM)

日常は止まったが、生活は続けなければならないというメッセージを込めた歌で、防弾少年団(BTS)が帰ってきた。新型コロナでワールドツアーがキャンセルされ、オンラインでファンと交流して感じた感情や悩みを盛り込んだ新しいアルバム「BE」を通じてだ。「~である」「存在する」という意味を持つアルバムのタイトル「Be」には、形態を規定せず、開かれた意味を込めた。

BTSは、タイトル曲「Life Goes On」を含めて、計8曲を20日公開した。彼らは同日、ソウル中区東大門(チュング・トンデムン)デザインプラザ(DDP)で記者懇談会を開いた。肩の手術を受けたシュガは参加できなかった。懇談会場には、取材陣が200人以上集まった。記者たちは、体温確認や手指消毒を行って、一つのテーブルに一人ずつ座った。テーブルは、1メートルずつ間隔を開けた。

「新型コロナによってすべてが止まってしまった状況と直面して、戸惑いながら空虚な1年を過ごした。息苦しくて悲しい感情を率直に盛り込んだアルバムだ」(ジン)

これまでパワフルなダンス曲を主に披露したが、今回のアルバムはカラーが変わった。「Life Goes On」は、叙情的なアコースティックギターに穏かに音楽が流れる。シュガ・ジェイホップ・ヴィ・ジミンがユーモラスな雰囲気を盛り込んだ「自分の部屋を旅する方法」、ヴィのカラーが反映されたポップバラード「ブルー&グレー」、シュガが作業全般に参加したレトロポップディスコ「しばらく」など、メンバー別の個性をはっきり盛り込んだ。

8曲の作詞、作曲はもとより、企画段階からアルバムジャケット、プロモーションビデオの制作などにメンバー全員が参加した。ジミンがメンバーの意見を収集する総括プロジェクトマネージャ(PM)を引き受けたし、ヴィはプロモーションビデオ、アルバムジャケットなど、ビジュアル全般を総括した。

「日常的な姿を気軽に盛り込もうとした。メンバーたちがお互いに撮ってくれた自然な写真も盛り込んだ」(ヴィ)

本人たちも大変な時間を過ごしたと打ち明けた。

「公演をしてファンたちに会うことが私のやるべきことで、やりたいことだが、それができなくなると、『自分が何であるか分からない』と思った。アルバム作業をしながらメンバーと話をし、お酒を飲んだ瞬間が大きな労いとなった。」(ジミン)

来年初めに開かれる米最高権威の大衆音楽授賞式「グラミーアワード」についても語った。今年8月に公開した「Dynamite」で、ビルボード「ホット100」のトップについたBTSは、グラミー主要賞の一つである「レコード・オブ・ザ・イヤー」、「ベストポップデュオ/グループ・パフォーマンス」などの候補に挙げられている。グラミーアワードを主催する米レコード芸術科学アカデミー(NARAS)は24日(現地時間)、第63回グラミーアワード候補を発表する。

「練習生時代だった2009年、リル・ウェイン、ジェイ・Zなどのラッパーたちが、スーツを着て一緒に舞台に立つのを見てショックを受けた。『いったいどんな舞台なので、あのアーティストたちが皆上がってきてパフォーマンスをするのか?』という疑問がした」(RM)

世界的なグループになった彼らは、休みなく走ってきたせいで疲れてもいたが、音楽で勝ち抜いた。

「バーンアウトを多く経験した。昔はその感情をそのまま感じて大変だったが、その感じを曲で表現しながら克服している」(ヴィ)

BTSは22日に開かれる「2020アメリカンミュージックアワード」で、タイトル曲「Life Goes On」の舞台を初めて公開する。

一方、ジンは兵役問題について、「国の呼びかけがあれば、いつでも応じる。メンバー全員同じ考えだ」と強調した。


金哉希 jetti@donga.com