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陽性判定続出の韓国代表チーム、ACL参加Kリーグにも影響

陽性判定続出の韓国代表チーム、ACL参加Kリーグにも影響

Posted November. 20, 2020 09:28,   

Updated November. 20, 2020 09:28

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「みんな大変なところでの招集、ご苦労様でした」

オーストリアで行われたサッカー韓国代表チームの親善試合を終えて所属クラブ、RBライプツィヒ(ドイツ)に復帰するため飛行機に乗った黄喜燦(ファン・ヒチャン=24)は18日(韓国時間)、インスタグラムにこう書き込んだ。出国72時間前の16日に実施した新型コロナウィルス検査で陰性だったため、飛行機に乗ることができた。

しかし、ドイツ・ベルリンに到着しライプツィヒ行き列車に乗ろうとしたところで、大韓サッカー協会から陽性反応の知らせを受けた。17日にカタール戦を終えて欧州組の所属クラブとアジアサッカー連盟(AFC)の要請を受け、協会が実施したコロナ検査で陽性反応が出たのだ。結局、黄喜燦は所属クラブが用意した防疫車両に乗ってライプツィヒへ向かい、自主隔離を始めた。

親善試合は終わったが、代表チームのコロナ恐怖は続いている。黄喜燦とスタッフ1人が追加で感染が判明し、親善試合での感染者は選手7人、スタッフ3人になった。黄喜燦はカタール戦に先発出場し76分間プレーし、ゴールを決めた後は孫興民(ソン・フンミン=28、トッテナム・ホットスパー)らチームメイトたちと抱き合って喜んだ。潜伏期間などを考慮すれば、さらなる感染者が発生する可能性もある。

トッテナムが用意したチャーター便で英国に帰った孫興民は、カタール戦後に協会によって実施された検査を受けなかった。協会の関係者によると、外国で行われる検査結果を認めないイングランド・プレミアリーグ(EPL)の規定によって孫興民は、英国で検査を受けた。

今回の感染者続出は、カタールで開かれるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参加するKリーグチームには深刻な戦力低下を招いた。全北(チョンブク)とFCソウルは、代表チームに招集された選手たちをカタールに合流させず、韓国に帰国させることにした。このため全北は、ソン・ジュンホとイ・ジュヨンが、ソウルはチュ・セジョンとユン・ジョンギュがACLに出場できなくなった。蔚山(ウルサン)は陽性判定を受けたGKチョ・ヒョンウがオーストリアの宿舎で隔離中だ。大韓サッカー協会が手配している韓国行きのチャーター便を待っているチョ・ヒョンウは、インスタグラムに宿舎の窓越しの風景写真とともに「無事韓国に帰れるように」と書き込んだ。


鄭允喆 trigger@donga.com