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任成宰が初出場のマスターズで2位、アジア勢の過去最高成績

任成宰が初出場のマスターズで2位、アジア勢の過去最高成績

Posted November. 17, 2020 09:20,   

Updated November. 17, 2020 09:20

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韓国男子ゴルフの看板スター、任成宰(イム・ソンジェ=22、CJ大韓通運、写真)が初出場した世界最高権威の大会、マスターズ・トーナメントで2位となり、アジア男子ゴルフの歴史に新しい歴史を作った。

任成宰は16日、米国ジョージア州のオーガスタナショナルGC(パー72)で行われた第84回マスターズ・トーナメントで通算15アンダー273でカメロン・スミス(豪州)と2位タイで大会を終えた。優勝したダスティン・ジョンソン(米=20アンダー268)とは5打差。これで任成宰は2004年の「タンク」崔京周(チェ・ギョンジュ)の記録(単独3位)を超えるもので、アジア選手ではマスターズ史上最高位に入った。

韓国勢では初めて決勝ランドに最終組でプレーした任成宰は、5バーディー、2ボギーの3アンダー69をマーク。首位ジョンソンに1打差まで迫ったが、6番と7番での連続ボギーは手痛かった。任成宰は、「2度ミスをしてから勝利への執着を捨てた。気持ちを軽くして自分のプレーに集中したお陰で2位タイで大会を終えることができた」と語った。

米男子ツアー(PGA)によると、任成宰はマスターズに初参戦した選手では過去最高の成績(ストローク基準)を記録したという。以前の記録は、ジェイソン・デイ(豪州)が2011年に準優勝した時に打ち立てた通算12アンダー276だった。また2014年大会に準優勝したジョーダン・スピース(米=当時20歳9ヵ月)、1997年に優勝したタイガー・ウッズ(米=21歳4ヵ月)に次いで歴代3番目に最年少でトップ5入りした。

他のメジャー戦とは違い、オーガスタナショナルGCだけで開催されるマスターズは、出場経験が多い選手に相対的に有利だ。初参戦だったが任成宰はコースを効果的に攻略した。大会を控えて1日6時間ずつ厳しい練習を重ねた上、パター交換で勝負に出た。任成宰の今大会で、ホール当りの平均パット数は1位(1.42)で、4ラウンド合計のバーディー数は共同首位(24)だった。任成宰は、「今週はシーズンを通して不調だったパットが大変好調だったおかげで良いスコアが出た」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com