Go to contents

康京和外交長官「首脳レベルの米朝対話に関心を」

康京和外交長官「首脳レベルの米朝対話に関心を」

Posted November. 12, 2020 08:49,   

Updated November. 12, 2020 08:49

한국어

訪米中の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は10日(現地時間)、米大統領選で勝利を宣言した民主党のバイデン前副大統領に近い議会およびシンクタンク関係者に会って、「米朝対話が首脳レベルの優先的な関心を持たなければならない問題だということを強調した」と明らかにした。トランプ大統領が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と3回会って「トップダウン」方式の非核化交渉を推進したように、バイデン氏も就任後、非核化交渉の主導権を握って迅速に推進力を発揮することを間接的に要請したのだ。

康氏は同日、特派員懇談会でワシントン訪問の内容を説明し、このように明らかにした。バイデン氏はトランプ氏とは違って実務段階から交渉する「ボトムアップ」方式を重視するとみられている。このためかなりの時間が必要になるか、政策の順位が後方に押されてオバマ政権時の「戦略的忍耐」に回帰することにならないか懸念されてきた。

 

康氏が4日間の訪米で、直接会うか画像面談で接触したバイデン氏側の関係者は、民主党のクリス・クーンズ、クリス・マーフィー、ロバート・メネンデス上院議員とブルッキングス研究所のジョン・アレン所長の計4人。クーンズ氏はバイデン氏と親交が深く、国務長官など外交安保分野の要職候補とされており、アラン氏はバイデン氏側に外交政策の助言をしてきたシンクタンクの要人だ。

 

康氏は現政権の要人では、前日のポンペオ国務長官に続き、同日ロバート・オブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)と会った。

康氏は、「議会と学界の人々に韓半島平和プロセスの推進に対する韓国政府の確固たる意志を表明し、完全な非核化の実現に向けた外交的努力の強化の必要性を強調した」と述べた。議員との面談では、政府の終戦宣言の構想などについても説明したという。

ただし、康氏が面談した人々の中でバイデン氏の陣営で活動する要人はいない。バイデン氏の政権移行チームの人々が公式に就任するまで海外政府関係者との面談を控えているためとみられる。民間人の外交政策の関与を禁じる「ローガン法」に違反する恐れがあるためだ。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com