米大統領選で当選を確実にしたバイデン氏と金大中(キム・デジュン)元大統領が1980年代に交わした手紙が公開された。
延世(ヨンセ)大学金大中図書館は、「1983年にバイデン上院議員(当時)が金元大統領に送った書信と84年に金元大統領が送った書信を初めて公開する」とし、9日に2通の手紙の写本を公開した。
バイデン氏が83年9月に送った手紙には、「韓国の民主化に対する米国の態度に関する情報を送ってくれて感謝する。あなたの努力に感謝を表す」と記されている。82年12月から85年2月まで米国で亡命生活を送った金氏は、米国の主要人物に韓国の民主化と米国の対外政策などをテーマにした自身の演説文などを送ったという。バイデン氏の手紙はこれに対する返事だった。
金氏は84年2月、バイデン氏に再度手紙を書いた。金氏は、「私の懸念の1つは、韓国国民の大半が米国に批判的になっており、一部は公開的に反米主義者になるかも知れない現実」とし、「このような緊急の懸案を議論するために、あなたと会う機会を持ちたい」と書いた。
延世大学金大中図書館側は、「金元大統領とバイデン氏の関係が始まった80年代初・中盤の手紙なので、史料的価値が高い」と説明した。
キム・ソヨン記者 ksy@donga.com