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月城原発1号機の経済性評価捏造疑惑、与党指導部が検察捜査を猛非難

月城原発1号機の経済性評価捏造疑惑、与党指導部が検察捜査を猛非難

Posted November. 07, 2020 07:52,   

Updated November. 07, 2020 07:52

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「一部の政治検事のこのようなやり方は座視しない」(「共に民主党」李洛淵代表)

 

「政治軍人の政治介入に準ずるレベルだ」(「共に民主党」金鍾民最高委員)

 

与党「共に民主党」指導部は6日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長が率いる検察に対する非難をフィルターなく吐き出した。与党は、検察の月城(ウォルソン)原発1号機の経済性評価捏造疑惑事件の捜査を事実上、文在寅(ムン・ジェイン)政権に対する挑戦と受け止めるムードだ。

特に与党内部では、原発捜査を「文大統領の任期後半を狙った検察の意図的な攻撃」という見方が多い。秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官と尹氏の法理衝突のレベルを越え、もはや与党全体と尹氏の対決局面に変わりつつある。

● 「検察が大統領のエネルギー政策まで狙うのか」

 

李洛淵(イ・ナクヨン)代表は同日、最高委員会議で、前例のない強硬な表現を使って検察を非難した。李氏は「(月城1号機の)問題を監査した監査院は捜査依頼をしなかった。野党が告発した政治攻勢型事件に検察が大々的に対応した」とし、「これは政治捜査であり検察権の乱用だ」と規定した。また「検察は危険で無謀な暴走を直ちに止めることを望む」と付け加えた。

 

次の発言者の金太年(キム・テニョン)院内代表は、検察の国政介入を主張した。「検察の国政介入捜査のやり方は非常に遺憾だ」とし、「遺憾と言ったが、私が使える最も礼儀正しい表現だ」と述べた。

与党が怒ったのは、李氏の表現どおり、エネルギー転換は文氏の大統領選公約であり、文政府の重要政策だからだ。同党関係者は、「尹氏が昨年、曺国(チョ・グク)前法務部長官の捜査で大統領の人事権に挑戦したが、今回は政権の核心政策に迫っている」と指摘した。

大統領府は立場を表明しなかった。しかし、内部のムードは、与党と大きく変わらない。大統領府関係者は、「呆れた。検察がなぜ政治をするのか。脱原発政策を揺さぶろうとしている」と述べた。

●公捜処など検察改革のアクセルを踏み込む模様

 

与党は検察に対する怒りとは別に、検察の捜査がどこに向かうのか神経を尖らせている。同党では、「前・現職の大統領府関係者まで狙う可能性が非常に高い」という観測が流れている。

実際に検察は同日、韓国ガス公社の蔡熙峯(チェ・ヒボン)社長の自宅と事務所を家宅捜索した。蔡氏は、文政府の初代大統領産業政策秘書官を務め、脱原発政策を総括した。当時、蔡氏の上級者は洪長杓(ホン・ジャンピョ)前経済首席秘書官、張夏成(チャン・ハソン)前政策室長だった。いずれも文政府の政策ラインの核心だ。同党のある議員は、「今この状況を整理するには尹氏を更迭するしかないが、かなりの負担が伴うことが問題だ」と話した。2年の任期が保証された検事総長を更迭する場合、尹氏を政権の生贄にする恐れがあるからだ。この場合、次期大統領選候補の世論調査で、李氏、李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事に続き3位を走っている尹氏の政治的重量感をさらに大きくしかねないという点が与党の悩みだ。

与党関係者は、「執権前から、任期末になれば検察の攻撃があると懸念されたが、このように露骨に出るとは思わなかった」とし、「検察改革が、文大統領の残る任期の最大の課題になった」と強調した。これに対して与党は、検察を牽制する高位公職者犯罪捜査処(公捜処)の発足に一層力を入れるとみられる。現在、公捜処長候補推薦委員会が稼動しているが、野党が拒否権を行使して遅延させる場合、いくらでも同党が公捜処法改正案を単独で処理できるということだ。


韓相準 alwaysj@donga.com · 黃炯? constant25@donga.com