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故金弘英検事暴行疑惑の上官、4年ぶりに裁判へ

故金弘英検事暴行疑惑の上官、4年ぶりに裁判へ

Posted October. 27, 2020 08:12,   

Updated October. 27, 2020 08:12

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2016年、暴言と暴行に苦しんで自ら命を絶った故金弘英(キム・ホンヨン)検事(当時33歳・司法研修院41期)の上司だった金大鉉(キム・デヒョン)元ソウル南部地検部長検事(52・27期)が裁判にかけられた。金被告は当時、最高検察庁の監察で金氏に対して常習的に暴言、暴行を加えていたことが明らかになったが、解任後、刑事処罰を受けなかった。

 

ソウル中央地検刑事1部(卞弼建部長検事)は26日、2016年の3月から5月までの間に、4回にわたって金氏を暴行した容疑で金被告を不拘束起訴した。金被告は同年3月、タクシーに同乗している時に金氏の背中を3、4回殴り、2ヵ月後には会食中に金氏の背中を5、6回ほど強く叩いた。

検察は、金被告が16年2月から5月までの間に、5回にわたって金氏を侮辱した容疑については、金氏本人が告訴してこそ成立するため公訴を棄却した。また、金被告が「結婚式場で食事ができる部屋を探せ」と金氏を叱責した件については、暴行や脅迫はなく強要の容疑は成立しないと見て、「嫌疑なし」の結論を出した。

大韓弁護士協会は昨年8月に金被告の弁護士登録申請を受けた後、これを拒否する根拠がないため、金被告を強要と暴行、侮辱などの疑いで検察に告発した。しかし、1年近く捜査が行われず、金氏遺族側が先月、捜査を要請するために検察の捜査審議委員会の招集を申請した。捜査審議委は16日、金被告を暴行容疑で起訴することを検察の捜査チームに勧告した。


黃聖皓 hsh0330@donga.com