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ベトナムの電気自動車第1号に韓国産部品使用

ベトナムの電気自動車第1号に韓国産部品使用

Posted October. 14, 2020 08:31,   

Updated October. 14, 2020 08:31

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ベトナムの最初の電気自動車に、韓国中小企業の部品が使われることになった。ポスコインターナショナルは、ベトナムの自動車メーカーに韓国自動車部品メーカーであるイレAMSの電気自動車部品10万台分を供給することにしたと、13日明らかにした。

今回受注した部品は、電気自動車の駆動軸の役割をするハーフシャフトだ。エンジンの駆動力を変速機を経て両方のタイヤに伝達する。

ベトナム初の自動車メーカーであるビンファストは、来年から部品を受け、電気自動車の生産に突入する予定だ。

ビンファストは、ベトナム最大手民間企業・ビングループが設立した会社で、来年、初の電気自動車の量産を目標にしている。イレAMSは、車両駆動、制動、ステアリング関連部品を専門的に生産する中小メーカーで、2011年から米国などに輸出している。ポスコインターナショナルの関係者は、「最近、エコカーグループを新設して、電気自動車市場への攻略に乗り出している」とし、「未来戦略車種である電気自動車の部品受注を機に、今後、現地事業や投資拡大が期待される」と語った。

ポスコインターナショナルはこれと共に、ポスコSPSが生産した自動車部品を欧州自動車部品メーカーに供給している。エコカー駆動モータのコア部品である「モーターコア」で、ポスコの特殊電気鋼板が使われている。ポスコインターナショナルは、来年、欧州営業網を本格的に稼動して、顧客と対象車種を拡大する方針だ。

ポスコインターナショナルは今年5月、輸出入銀行、ソウル保証保険と推進することにした韓国中小企業の輸出支援強化事業をはじめ、国内強小企業の海外事業基盤の拡大にも積極的に乗り出している。これまで韓米ADMは輸出成長資金10億ウォンの支援を受けており、トンジンモーター工業とS&Sは、それぞれ米国とドイツで生産と研究開発(R&D)の基盤を用意することができた。


徐亨錫 skytree08@donga.com