Go to contents

孫興民に5アシストのケイン、背景には決定力への厚い信頼

孫興民に5アシストのケイン、背景には決定力への厚い信頼

Posted October. 07, 2020 08:32,   

Updated October. 07, 2020 08:32

한국어

トッテナム・ホットスパーのFWデュオ、孫興民(ソン・フンミン=28)とハリー・ケイン(27=イングランド)が並んでプレミアリーグ(EPL)の今週のチーム(ベスト11)に選ばれた。EPL事務局が6日、ツイッターに公開した今週のチームに、孫興民は左FWに、ケインは中央FWに名を連ねた。二人は前日、マンチェスター・ユナイテッド戦で並んで2ゴール1アシストを記録し、トッテナムの6-1大勝をけん引した。

2015~2016シーズンから同じ釜の飯を食っている二人は、今季に最高の相性を発揮している。今季にケイン(8得点6アシスト)は孫興民の5ゴールをアシストし、孫興民(7得点3アシスト)はケインの2ゴールをアシストをした。英BBCも、二人を今週のチームに選出し、「孫興民とケインはテレパシーを交わしているかのようなプレーを見せた」と評価した。

イングランド代表チームの看板ゴールゲッターでトッテナムユース出身のケインは、チーム内の地位が最も固い選手だ。疑いの余地のない主力のケインだが、かつては自己中心的なプレーで批判も浴びた。しかし今季は、相手DFを自分に寄せつけてはパスで味方のゴールをアシストする利他的なプレーを度々見せている。マンU戦でも、トッテナムセンスたちのプレー位置を見ると、サイドFWの孫興民が一番高い位置でカウンターをしかけ、ケインは孫興民より低い位置でプレーメイカー役を果たしているのが分かる。

確かな見方のストライカーの存在も、ケインの変化を促進した。ケインは、「孫興民はチャンスさえあれば完璧に決めてくれる」と言い、孫興民への厚い信頼を示した。俊足で相手のオフサイドラインを崩して切り込むラインプレイカーの孫興民は、ケインから多少雑なパスを受けても安定したボールタッチでゴールを決めている。英紙デイリーメールは、「最近EPLでは多くのチームが守備ラインを上げて前線からプレスをかけている。こうした戦術は孫興民などスピードの優れた選手が素早く守備ラインの裏に切り込んでゴールを狙える環境を提供している」と分析した。


鄭允喆 trigger@donga.com