ソウル道峰区のダナ病院で１週間４６人感染

ソウル道峰区（トボング）にある精神健康医学科専門病院であるダナ病院で、この一週間の間に、新型コロナウイルス感染症（新型コロナ）の感染者４６人が発生して防疫当局が緊張している。ソウル麻浦区（マポグ）にあるソウルデザイン高校と京畿龍仁市（キョンギ・ヨンインシ）にある大池（テジ）高校、竹田（チュクチョン）高校などの学校でも、小規模集団感染が続いた。

４日、ソウル市と道峰区などによると、この日まで道峰区のダナ病院関連累積感染者は４６人となっている。２００ベッド規模のこの病院では、先月２８日、入院患者２人が最初に新型コロナの感染判定を受けた。

防疫当局は、ダナ病院に長期入院患者が多いことなどを考慮して、病院全体をコホート（同一集団）隔離した。三日に一度、新型コロナの全数検査も行っている。最初の感染者が発生した直後に、入院患者１６６人と職員４４人の計２１０人を対象に先月２９日に第１次全数検査を行って、入院患者２８人の感染が判明した。続いて３０日に３人、今月２日に１２人、３日に１人が陽性であることが分かった。感染者はすべてこの病院の患者だ。

防疫当局の関係者は、「すでに退院した人と外来患者、面会客も感染リスクがある」とし、「先月１５日以降、この病院を訪れた人は、症状の有無にかかわらず、診断検査を受けなければならない」と語った。

ダナ病院は３２人の感染が発生した道峰区のイェマルデイケアセンターから約５０メートル離れたところにある。ただ、ソウル市の関係者は、「二つの場所の間の関連性は確認されなかった」とし、「ダナ病院の感染経路はまだ調査している」と語った。

首都圏の学校でも集団感染が発生した。麻浦区にあるソウルデザイン高校では、先月３０日に初感染者が出た後、同日まで累積感染者が７人に増えた。このうち６人は教職員、１人は感染者の家族だ。

京畿龍仁市の大池高校と竹田高校の関連感染者は９人を記録した。このうち５人は大池高校で、２人は竹田高校の関連感染者だ。残りの２人は、大池高校生徒の家族だ。防疫当局の疫学調査の結果、先月２５日、大池高校と竹田高校の生徒など１７人が、竹田洞の公園に集まって一緒に食事をしたことが確認された。

これに先立って、今年８月も、これらの学校では新型コロナの感染者が出た。同月１１日、大池高校で１年生の生徒が感染判定を受け、その後、この学校と竹田高校から感染者が追加発生した。また、竹田高校の生徒の家族が運営するソウル広津区（クァンジング）の学習塾でも感染者が出た。


キム・ハギョン記者 whatsup@donga.com