ビッグヒットの公募株の申込開始、記録更新なるか

防弾少年団（ＢＴＳ）の所属事務所・ビッグヒットエンターテインメントが５日から２日間、一般投資家を対象に公募株の申込に突入する。ビッグヒットが上場すれば、同社の房時爀（パン・シヒョク）代表は、韓国内１４位の「株式富豪者」になるとみられる。

４日、金融投資業界によると、ビッグヒットの公募価格は、先月末、１１１７対１の競争率を見せた機関需要予測結果の希望価格の最上段である１株１３万５０００ウォンに決まった。機関競争率はカカオゲームズ（１４７９対１）より低いが、全体公募額の規模は９６２６億ウォンと２倍以上だ。申込証拠金の規模も過去最大になりかねないという分析が出ている。

ＢＴＳのファンクラブ「アーミー」が申込興行を率いるかも注目される。ビッグヒットが運営するファンコミュニティアプリケーション「ウィバース」のＢＴＳ加入者は７２５万人となっている。アーミーはＢＴＳメンバーの誕生日などがあるとき、大規模な広告や寄付で「ファン層の経済力」を示したことがある。

競争率が高騰するほど、投資家が公募株を取得する可能性は低くなる。ビッグヒットの一般公募株の申込で１００兆ウォンの証拠金が集まれば、個人投資家は１億ウォンを証拠金として入れても、わずか１株のみ受けることができると予想される。

ビッグヒットが今月中旬、有価証券市場に上場すれば、房代表の公募価格基準の株式価値は１兆６７０９億ウォン（１２３７万７３３７株）となる。財閥ドットコムによると、先月２９日現在の株式金持ち順位で１４位で、李富真（イ・ブジン）ホテル新羅（シルラ）社長（１兆６０９６億ウォン）を超える。

一般投資家対象の申込は、ＮＨ投資証券、韓国投資証券、未来（ミレ）アセット大宇（テウ）、キウム証券で行われる。該当証券会社の口座があってこそ参加できる。


キム・ジャヒョン記者 zion37@donga.com