Go to contents

外交部韓半島平和交渉本部長が訪米、「国務副長官と終戦宣言を議論」

外交部韓半島平和交渉本部長が訪米、「国務副長官と終戦宣言を議論」

Posted September. 29, 2020 08:14,   

Updated September. 29, 2020 08:14

한국어

米国を訪問中の李度勲(イ・ドフン)外交部韓半島平和交渉本部長が27日(現地時間)、ビーガン米国務副長官と会って、北朝鮮との終戦宣言を議論すると明らかにした。北朝鮮が西海(ソヘ・黄海)上で韓国公務員を射殺した事件が発生した直後で、非核化議論の進展もないが、北朝鮮との終戦宣言に臨むよう米国を説得するということだ。

李氏は同日、ワシントンのダラス空港で記者団に対して、「終戦宣言について議論する予定か」という質問に、「すべての懸案について話し合う予定なので、当然終戦宣言についても話す」と答えた。また、「米国も終戦宣言に関心を持って検討したことが多い」とし、「『できる』とは『できない』とか言う前に、話し合ううえで共感があるだろう」と付け加えた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国連総会で終戦宣言を強調した後、韓米首脳間の北朝鮮政策をめぐる意見の相違が指摘されたが、終戦宣言を推進する方針を再確認したのだ。

李氏は「終戦宣言を米大統領選前に推進するのか」という質問には、「(米国が)何を考えているのか話し合ってみる」と即答を避けた。米大統領選の前に米朝首脳会談など「10月のサプライズ」成功の可能性については、「いろいろ話があるが、一つ一つ評価し、予断は控える」とし、「全ては北朝鮮次第であり、様子を見るという意味」と述べた。

李氏はまた、北朝鮮が海洋水産部所属の漁業指導員イさん(47)を射殺した事件に関連しては、「国務省が韓国政府の立場を全面的に支持するという方針を明らかにした」とし、「米国とどのように協力できるのか重点的に話し合う」と述べた。

外交部内外では、韓米が終戦宣言と関連して共感を形成することは難しいという見方が支配的だ。魏聖洛(ウィ・ソンラク)元韓半島平和交渉本部長は、「米国は今年になって、北朝鮮が核施設を申告すれば終戦宣言をすることができるという『条件付き』立場に旋回した」とし、「米国が前向きに臨む可能性は非常に低い」と強調した。ただし「北東アジア防疫衛生協力体」のような政府構想にはある程度米国も呼応できるという観測が流れている。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 ハン・ギジェ記者 lightee@donga.com · record@donga.com