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ベネチア映画祭、金獅子賞は「遊牧民の地」

ベネチア映画祭、金獅子賞は「遊牧民の地」

Posted September. 14, 2020 08:13,   

Updated September. 14, 2020 08:13

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中国出身で米国で活躍しているクロエ・ジャオ監督(38・写真)の映画「ノマドランド」が第77回ベネチア国際映画祭の最高賞である金獅子賞を受賞した。

AP通信などによると、12日(現地時間)に映画祭のコンペティション部門の受賞式が行われ、金獅子賞に同名の小説を映画化した「ノマドランド」が選ばれたと発表した。同作品は、2008年のリーマンショックに見舞われた経済的不況期に、バンに乗って米国の西部を遊牧民のように転々とする60代女性の実際の姿を描いた。1997年と2018年にアカデミー映画祭で、それぞれ「ファーゴ」と「スリービルボード」で主演女優賞を2度受賞したフランシス・マクドーマンドが主役を演じた。ジャオ監督は、マ・ドンソクが主人公10人の一人であるギルガメッシュ役を演じたマーベル映画「エターナルズ」も演出した。

最優秀女優賞は「ピーシズ・オブ・ア・ウーマン」の英国女優ヴァネッサ・カービーが、最優秀男優賞は「パドレノストロ」のイタリア男優ピエルフランチェスコ・ファヴィーノが受賞した。最優秀監督賞は、「スパイの妻」の日本人監督、黒沢清氏が受賞した。審査委員大賞はメキシコ人監督、ミシェル・フランコ氏の「ヌエボ・オルデン」が受賞した。


崔고야 best@donga.com