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肺の繊維化進んだメキシコ同胞、1万2000キロを緊急移送

肺の繊維化進んだメキシコ同胞、1万2000キロを緊急移送

Posted September. 11, 2020 08:19,   

Updated September. 11, 2020 08:19

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海外の多くの国々で新型コロナウイルス感染症の後遺症発生報告が相次いでいる中、国内でも50代の女性が肺線維化などの深刻な後遺症が現れて移植まで待つことが確認された。肺線維化とは、肺胞が硬く固まる現象を指す。

10日、ソウル松坡区(ソンパグ)のソウル峨山(アサン)病院によると、メキシコから来た韓国人のAさん(55・女)が現在、集中治療室に入院している。重篤な状況を超えたが、肺機能が完全に損傷して移植が必要な状況だ。病院側によると、メキシコで自営業を営んでいるAさんは、6月16日、現地で新型コロナの感染が確認された。幸いなことに、メキシコシティ総合病院で治療を受けて新型コロナから回復した。しかし、ウイルスが誘発した肺炎が原因で敗血性ショックが起き、肺線維化まで進んだ。Aさんは、新型コロナ感染前までは健康に大きな問題がなかった。

Aさんは40日間以上、集中治療室で治療を受けたが、両方の肺で共に繊維化現象が現れ、エクモ(ECMO・人工心肺機)に依存することになった。現地の医療スタッフは家族に「心の準備をしなさい」と言った。唯一の方法は肺移植だが、現地では不可能だった。それでAさんの家族は、韓国行きを決めた。自家用飛行機で患者を搬送するフライングドクターズを利用して、先月8日、1万2000キロを飛んで韓国に来た。フライングドクターズ側は、「エクモをつけた重症患者を、4カ国の空港を経て韓国に移送したのは初めてだ」とし、「機内で緊急事態も発生したが、同乗したメキシコ医療スタッフの落ち着いた対応で無事移送することができた」と語った。

入国当時、Aさんは意識が全くないほど深刻な状態だった。しかし、一ヶ月ほど治療を受けた後、一人で座ったり横になったりするほど回復した。しかし、壊れた肺機能は正常に戻って来なかった。ソウル峨山病院の医療スタッフは、「新型コロナの感染で発生した肺炎が肺線維化へとつながった代表的後遺症例だ」とし、「患者の状態がよくなれば、近いうちに肺移植を行う予定だ」と話した。Aさんの息子は、「今はビデオ電話をするほどいい状況だ」とし、「無事治療を終えるまで、希望を捨てずにいる」と話した。


李眞漢 likeday@donga.com