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トランプ氏、北朝鮮の脅威に備えて秘密裏に核兵器開発

トランプ氏、北朝鮮の脅威に備えて秘密裏に核兵器開発

Posted September. 11, 2020 08:20,   

Updated September. 11, 2020 08:20

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トランプ米政権が北朝鮮の核・ミサイル脅威に備えて秘密裏に新たな核兵器システムを開発したという。

米紙ワシントン・ポストが9日(現地時間)、「ウォーターゲート」特ダネ記者で同紙副編集長のボブ・ウッドワード氏の新著『Rage(怒り)』を入手して報道した内容によると、トランプ氏は、ウッドワード氏とのインタビューで、「私はひとつの核兵器を作った。この国の誰もがこれまでに手にしたことのない兵器システムだ」と明らかにした。また、「プーチン大統領も習近平国家主席も聞いたことがないようなものだ」と付け加えた。

これは、米朝関係が膠着した2017年、『炎と怒り』当時、北朝鮮との戦争がどれほど迫っていたかを振り返って出た発言だ。戦争に備えて北朝鮮の脅威に対抗した核兵器システムを開発したということだ。ウッドワード氏は、「その後、匿名の関係者らから、米軍が新たな兵器システムを開発したということを確認したが、具体的な内容は明らかにしなかった」と書いた。

また、同書によると、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、トランプ氏と27通の手紙を交わした。正恩氏はトランプ氏を「閣下」と称賛し、「魔法のような友情」、「ファンタジー映画のような再会」などと言及した。韓米合同軍事演習が続くことについては、「非常に腹立たしい」と内心も打ち明けた。トランプ氏は、核兵器に対する正恩氏の認識を「愛しすぎて売ることができない家のようなもの」と例えた。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com