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エチオピア長官がKAISTで博士号取得

エチオピア長官がKAISTで博士号取得

Posted September. 09, 2020 08:21,   

Updated September. 09, 2020 08:21

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エチオピアの現職長官が、KAIST技術経営学部・グローバルIT技術大学院で博士号を取った。

2016年9月に博士課程に入学して、先月最優秀卒業生として卒業したメークリア・テクレマリアム・エチオピア首相諮問長官(50・写真)がその主人公だ。氏は10年前、40歳の年齢で、都市開発住宅部の最年少長官になった。長官を務めながら、スマートシティ開発、土地管理、住宅開発政策でエチオピアの経済開発を主導したという評価を受けたが、彼は突然留学を決心した。自ら能力が停滞しているという不安感のためだった。

「留学のために長官職を辞任したい」という彼の言葉に、当時、首相は「個人履歴のためか、国のためか」と尋ねた。この質問は、テクレマリアム長官が韓国行きを決心する重要なきっかけとなった。ただ個人履歴のためのものだったなら、英国の開放大学や米マサチューセッツ工科大学(MIT)の最高位コースを選択できたからだ。テクレマリアム長官は、「最も貧しい国から大国に成長した韓国の事例を研究することこそ、祖国発展に寄与できることだと思った」と振り返った。彼の意志を確認したエチオピア政府は9人委員会を開き、国務委員職を維持したまま留学を許した。都市開発住宅部長官から首相諮問長官に職を変更したのだ。

4年間、テクレマリアム長官はまぶしい学業成果を示した。国内外学会で論文を発表し、卒業論文「段階ごとのカスタム・モバイル超高速インターネット普及政策」は、情報通信分野の最優秀国際学術誌に掲載された。テクレマリアム長官は、「セマウル運動、インターネットインフラの構築、シニア層ターゲットの情報技術(IT)活用技術教育をエチオピアに適用したい」と話した。


池明勳 mhjee@donga.com