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韓国人乗組員2人、アフリカ海上で拉致

Posted August. 31, 2020 08:09,   

Updated August. 31, 2020 08:09

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西部アフリカのギニア湾沖で韓国人乗組員2人が海賊に誘拐された。今年、ギニア湾で起きた3度目の韓国人誘拐事件だ。

30日、外交部によると、28日(現地時間)午前8時4分頃、西アフリカのトーゴのロメから南に200キロ離れたギニア湾の海上で、マウロ漁をしていたガーナ船籍「AP703」が海賊の襲撃を受けた。この漁船には韓国乗組員2人とガーナ人乗組員48人が乗っていたが、海賊は韓国乗組員だけを誘拐し、別の船に乗せてナイジェリア海域に逃げた。外交部は、2人の乗組員の安否と海賊の情報、所在を確認している。

 

これに先立ち、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は26日、ナイジェリアのジェフリー・オンエマ外相との電話会談で、「沿岸国であるナイジェリア政府が西アフリカの海賊問題に積極的に対応し、韓国国民の被害が再発しないようにしてほしい」と要請した。しかし、その2日後に海賊による誘拐事件が発生したのだ。外交部は、「直ちに非常対策チームを設置し、乗組員の解放に向けて総力を挙げる」と明らかにしたが、抜本的な対策が必要だと指摘されている。

5月にガボン沖で、6月にはベナン沿岸で韓国人誘拐事件が発生した。すべてギニア湾だ。ギニア湾は、今年前半だけで海賊による世界の被害の9割が発生するほど海賊の活動が活発だ。


崔智善 aurinko@donga.com