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現代モービス、平沢のエコカー部品工場を来月着工

現代モービス、平沢のエコカー部品工場を来月着工

Posted August. 27, 2020 08:26,   

Updated August. 27, 2020 08:26

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現代(ヒョンデ)モービスは、忠清北道忠州市(チュンチョンブクド・チュンジュシ)、蔚山市(ウルサンシ)に続き、京畿平沢市(キョンギ・ピョンテクシ)に第三の電気自動車のコア部品工場を建設すると、26日明らかにした。黄海(ファンへ)経済自由区域内の平沢浦升(ポスン)地区(BIX)に位置する平沢工場は、計1万6726平方メートル規模で、355億ウォンを投資して来月から着工に突入する。来年下半期(7〜12月)から年間15万台に相当する電気自動車専用モジュール部品を量産する予定だ。

今回の投資は、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)など、予測不可能なグローバル経営環境の中で、電気自動車のコア部品の競争力を追求してきた未来戦略とも通じている。先制的な投資で電動化車両へのパラダイム転換を成し遂げ、未来車の競争力も高めようというものである。エコカー専用工場である忠州と蔚山を結ぶ三角編隊を形成して、製品開発や物流効率性などで相乗効果を産み出すと、会社側は期待している。

現代モービスは、エコカーコア部品の国産化と大規模な量産体制を構築するために、2013年に忠州電動コア部品専用工場を、2018年に忠州第2工場をそれぞれ設立した。昨年着工した蔚山工場は、来年初めから量産を開始する。

平沢工場では、モータ、インバータ、減速機などを統合したPEモジュールとシャーシモジュール(車両下台の骨組みを構成する部品類)を生産して供給する予定だ。PEモジュールは、既存の内燃機関車のエンジンの役割を担当する駆動部品で、電気自動車専用モデルに最適化された製品だ。最近、電気自動車の種類が多様化して需要が急増している分野でもある。現代モービスは、まず来年に15万台の生産能力を確保し、2026年までに最大で30万台に迫るPEモジュールを供給できるようにする方針だ。

関連研究開発(R&D)への投資も引き続き強化する。新型コロナによる不透明な経営環境の中でも、上半期(1〜6月)に、今年初めに計画したR&D投資の半分を執行した。最近では、電動化と未来モジュールビジネスのために3000億ウォンの投資計画を明らかにした。

現代モービス・モジュールBUの鄭正桓(チョン・ジョンファン)専務は、「柔軟な生産システムと最新設備を備えて、業界標準をリードできるスマート工場へと育成していきたい」と語った。


鄭智煐 jjy2011@donga.com