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夏休みシーズンで感染が再び拡大、世界で1日当り感染者数が28万人以上に

夏休みシーズンで感染が再び拡大、世界で1日当り感染者数が28万人以上に

Posted July. 27, 2020 08:28,   

Updated July. 27, 2020 08:28

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世界の1日の新型コロナウィルス感染者が28万人を越え、最悪の記録を更新した。特にスペインとドイツなど欧州で夏休みで海岸や保養地に集まり、感染再拡大が加速していると、BBCなどが報じた。

世界保健機関(WHO)は25日、世界で計28万4083人の新規感染者が確認されたと発表した。18日に25万9845人だった1日当りの過去最多記録が7日ぶりに更新されたのだ。累計感染者数は米国(401万人)、ブラジル(228万人)、インド(133万人)、ロシア(80万人)、南アフリカ(42万人)など計1558万1009人に上るとWHOは明らかにした。

これだけ状況が悪化している背景には、コロナ封鎖令を解除し、7月の夏休みシーズンを迎えて人々が保養地に集まったことが挙げられている。実際、スペインのカタルーニャ地域では再拡大が深刻化すると、再封鎖令が次々と発動されている。カタルーニャはバルセロナビーチなど有名ビーチが多い。

カタルーニャ自治政府は、25日から2週間、すべてのナイトクラブやディスコ。イベントホールを閉鎖することを決めた。食堂やバー、カジノも夜12時まで運営される。10人以上の会合も禁止した。この2週間のスペイン内の感染者数は1万7842人だったが、その半数ほど(8563人)がカタルーニャ地域で発生した。

ドイツも最近、感染者数が増える傾向にある。ドイツの保健当局によると、24日の1日の新規感染者数は781人だった。ドイツは6月以降、1日の新規感染者が300人から500人の間だった。

感染再拡大への不安が強まっていることを受け、欧州各国も対応に乗り出した。英国外務省は25日以降、スペインからの帰国者全員を対象に2週間の隔離を義務化した。これを受け、世界最大のチャーター便航空会社のTUI航空は、26日からスペインに向かう全ての英国発航空便の運航を中止した。

スペインと国境を接するフランスは、自国民にカタルーニャ地域への訪問自粛を呼びかけた。ノルウェー政府も24日から、スペイン訪問者を対象に10日間の隔離を実施している。ロイター通信は、「世界各地で夏休みシーズンが本格化し、感染が再び拡大している」とし、「8月が夏休みシーズンなので新規感染者数記録は何度も更新されるだろう」と警告した。


金潤鍾 zozo@donga.com