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プロ野球が明日から観客入場を再開、収容人員の10%以内で許可

プロ野球が明日から観客入場を再開、収容人員の10%以内で許可

Posted July. 25, 2020 08:37,   

Updated July. 25, 2020 08:37

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新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)で閉鎖されていた野球場スタンドが、82日ぶりに開かれる。

丁世均(チョン・セギュン)首相は、24日行われた中央災害安全対策本部会議で、「オンライン応援で物足りなさを感じていた多くの国民が、入場再開を待ち望んでいる」とし、「競技場の内外で防疫上の注意が遵守されるという前提の下で、最小の人数から再開されるだろう」と明らかにした。

これにより、5月5日の開幕後、無観客試合で行ってきたプロ野球は、26日から観客入場が始まる。入場規模はまず、競技場収容可能人員の10%水準まで可能だ。プロサッカーも、来月1日から入場が許可される。観客の入場規模は、防疫状況を考慮して段階的に拡大する予定だ。プロゴルフは、来月末まで無観客競技を継続後、観客入場如何について判断する方針。ただ、光州(クァンジュ)・全南(チョンナム)などの社会的距離置きの2段階を実施している地域は、段階を下げてから観客入場が許可される。

プロ野球は26日、ソウル蚕室(チャムシル、LG-斗山)、高尺(コチョク、ロッテ-キウム)、水原(スウォン、NC-KT)試合からスタンドにファンが座る風景を見るようになった。入場券は、オンライン前売りのみできるだけに、各球団は25日午前から前売りサイトを開いてファンが入場券を購入できようにする予定だ。蚕室球場は2400人、水原KTウィズパークは2100人の観客が入場可能である。同日、光州で行われる三星(サムスン)-KIA戦は、広州市が距離置きの2段階を少なくとも29日まで維持したことにより、そのまま無観客で行われる。ハンファも、大田市(テジョンシ)が進めている「高強度社会的距離置きキャンペーン」が26日まで続いており、27日以降、観客を入場させることにした。

韓国野球委員会(KBO)は、1日発表した新型コロナ対応の第3次統合マニュアルに基づいて、観客入場を制御することにした。入場券を購入手続きも通常より難しい。新型コロナ感染者の動線を把握するために、オンライン・クレジットカードでの予約買いのみ受け、予約買いページでは、新型コロナの安全上の注意を明示後、同意の手続きを求める。これに同意しなければ、予約買いが不可能である。競技場の出入口でのQRコード認証手続きを通じて、身元をもう一度確認する。

すべての観客は競技場でマスクを必ず着用しなければならず、競技場出入口で行う発熱検査で体温が37.5度以上が測定されれば、出入りが制限される。観客に優しい座席に造成されたキッズゾーンなどは運営されず、競技場を訪れた観客は1席以上空けておいて座るように座席を運営する。水原KTウィズパークの場合、スタンドに座ることができるところとできなところを区別するテーピング作業を完了している。

普段試合を観戦しながら食べた食べ物も、外部の食べ物の競技場への持ち込みが不可能で、スタジアム内で購入した食べ物も指定された場所でのみ食べることができる。

プロスポーツの観客入場が認められたことで、球団の財政難も緩和される。野球の場合、無観客試合で入場収入が無くなり、1試合当たり平均1億ウォンほどの損害を受けてきたことが知られている。球場内の施設運営権を持っていた球団も、球場内の店舗運営ができず、その大半が売上高に応じて受けることに契約した賃貸収益を得られなかった。

観客許可について、野球ファンはおおむね歓迎する立場だ。とある野球ファンは、「直接競技場を訪れて、選手たちの熱気を感じながら、新型コロナによって縮まっていた肩も張っていきたい」と期待を表わした。残念がる反応もあった。会社員のAさんは、「大声で応援し、食べる楽しみで野球場を訪れた。制約が多く、直接観覧は時期尚早のような気がする」と話した。


金培中 wanted@donga.com