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MLB解説委員たちが大予測、韓国勢の今季の活躍

MLB解説委員たちが大予測、韓国勢の今季の活躍

Posted July. 24, 2020 09:10,   

Updated July. 24, 2020 09:10

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新型コロナウィルス感染症で延期されたメジャーリーグが24日(韓国時間)、ニューヨーク・ヤンキース対ワシントン・ナショナルズとの試合を皮切りに公式開幕する。予定より4ヵ月ほど遅れて始まるメジャーリーグは、従来の162試合ではなく60試合制の「ミニリーグ」で実施される。

今季のメジャーリーグでプレーする韓国人選手は柳賢振(リュ・ヒョンジン=33、トロント・ブルージェイズ)、金広鉉(キム・グァンヒョン=32、セントルイス・カージナルス)、崔志万(チェ・ジマン=29、タンパベイ・レイズ)、秋信守(チュ・シンス=38、テキサス・レンジャーズ)の4人だ。4人とも所属チームで確固たる地位を築いており、いつよりも国内の野球ファンの視線を釘付けにしそうだ。金善宇(キム・ソンウ)MBCスポーツプラス解説委員は、「エース(柳賢振)やクラブハウスのリーダー(秋信守)らが競技場の中と外で、それぞれ重要な役割を任されている」と話した。

トロントのエースになった柳賢振は、遅れた開幕の恩恵を受けるだろう、との見方が出ている。許亀淵(ホ・グヨン)MBC解説委員は、「昨季に防御率1位(2.32)を守るのに疲労が溜まったはずだが、シーズンが遅れたため休める時間を稼いだ。今季は先発登板も15試合未満になるため、体力面での負担も軽いだろう」と活躍に期待を示した。ソン・ジェウMBCスポーツ解説委員は、「ただ、コロナでトロントがカナダではなく米国内の第三球場を本拠地に使わなければならない『ホームレス』状況は不利に働く可能性がある」と指摘した。

先発ローテ入りを争ったが、チーム内事情で抑えを任された金広鉉については、「チャンスがあるだろう」と言った。許亀淵氏は「金広鉉が帰国しないで体作りに励んだことを球団が高く評価している。良い球威を見せ続ければ、再び先発を任される可能性もある」と話した。金善宇氏も「今任された仕事だけでなく、シーズンを消化していくうちに色々な仕事が任されるはずだ」との見方を示した。

昨季にフルタイム主力となった崔志万は、躍進を目指すに違いない。金善宇氏は、「タンパベイの戦力は充実している。そういうチームの主力一塁手で中心打線を任されているのだ。弱点と指摘された左腕投手への対応も徹底的に準備した。それだけに、チームの核心として生まれ変わるだろう」と話した。

今年でテキサスとの7年契約が終了する秋信守の地位は、今のところ「異常なし」だ。ソン・ジェウ氏は、「チームが新球場でシーズンを迎える状況である上、1番打者の対案がなくベテランの秋信守が必要だ。彼がチームのクラブハウスでリーダーを務めているところも無視できない。秋信守が無難な活躍をすれば、シーズン終盤にはむしろ再契約の話も出てくると思う」と話した。

前例のない身にリーグをどう見るべきか。専門家たちは、毎試合がポストシーズンのように激しい戦いが繰り広げられるだろうと予測した。ソン氏は、「最初の1ヵ月で勝率を上げれば、どのチームでもポストシーズン進出が可能だろう。異変の多いシーズンになりそうだ」と話した。金氏も「連勝や連敗のような流れがチームに大きな影響を与えるだろう。だからこそ、良い流れを作らなければならないエースと看板打者の活躍がより重要になってくる」との見方を示した。


金培中 wanted@donga.com