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バフェット氏はアップル株で48兆ウォン増加、孫正義氏はバイオで一日に1兆ウォン増

バフェット氏はアップル株で48兆ウォン増加、孫正義氏はバイオで一日に1兆ウォン増

Posted July. 18, 2020 08:03,   

Updated July. 18, 2020 08:03

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第1四半期(1~3月)に最悪の成績が付けられた米バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット会長と日本ソフトバンクグループの孫正義会長が最近、それぞれ技術株とバイオ株への投資で「大当たり」となり、肩を張っている。

16日(現地時間)、米CNBCは、アップルの株価が3月に底を打った後上昇して、バークシャー・ハサウェイが保有する株式は計400億ドル(約48兆ウォン)が上昇して、現在950億ドル(約115兆ウォン)に達すると報じた。バークシャー・ハサウェイは今回の成果で、第1四半期の497億ドル(約59兆ウォン)の赤字を相当補うことができるようになった。バークシャー・ハサウェイは、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)事態の初期の2月、米航空株を大量に買い付けたが、株価が暴落すると、4月に約40億ドルに達する保有株式をすべて売却した。

アップルへの投資前は金融株と小売業に集中していたバークシャー・ハサウェイの投資ポートフォリオも、しばらくは大型ハイテク株中心に維持されると予想される。バークシャー・ハサウェイは現在、ポートフォリオの約40%をアップルに投資している。アップルが占める割合は、2018年11月の約25%から急増た。バークシャー・ハサウェイは、アップルのほか、約16億ドルに達するアマゾンの株式も53万3300株を保有していると、フォーチュン誌は伝えた。

バフェット会長は2月CNBCとのインタビューで、「(アップルは)私が知っている世界最高の企業だ」とし、「私はアップルを株式と考えず、私たちの第三の事業だと考えている」と絶賛している。

バフェット会長のもう一つの新しい投資先はエネルギー企業だ。バークシャー・ハサウェイは今月初め、中堅エネルギー会社・ドミニオンエネルギーに97億ドルを投資した。2016年以来、最大規模の投資だ。

第1四半期に日本企業において過去最大の四半期赤字である1兆4381億円(約16兆5000億ウォン)の損失を出した孫会長の「ビジョンファンド」も、バイオ株で成功を収めた。ビジョンファンドが3億ドル(約3600億ウォン)を投資して41%の持分を保有しているリレー・セラピューティクス(抗がん関連バイオベンチャー)は16日、米ナスダックに上場して一日に株価が75%以上上昇した。ビジョンファンドは、9億3000万ドル(約1兆1200億ウォン)を稼いだことになる。

孫会長が3億ドルを投資して21.8%の持分を持っているモバイル保険会社・レモネードも、業績が良い。2日、米ニューヨーク証券取引所に1株=29ドルで上場されたが、16日の終値は1株=79.29ドルまで上昇した。孫会長の持分の価値は約6億7600万ドルが増加した。

孫会長は5月の記者会見で、「ビジョンファンドの投資先88社のうち、15社は大きく成功するだろう。その中にはユニコーン(企業価値が10億ドルを超えるスタートアップ)になる企業もある」と自信を見せた。


チョ・ユラ記者 東京=パク・ヒョンジュン特派員 jyr0101@donga.com