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ダライ・ラマの肉声を盛り込んだアルバムがビルボード1位

ダライ・ラマの肉声を盛り込んだアルバムがビルボード1位

Posted July. 16, 2020 09:13,   

Updated July. 16, 2020 09:13

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チベットの精神的指導者・ダライ・ラマ(85)が、自分の声でマントラ(チベット仏教で『真理の言葉』を指す)を録音したアルバム「インナーワールド(Inner World)」がビルボードチャートで1位についた。

14日(現地時間)、ビルボードチャートによると、「インナーワールド」は、ニューエイジアルバムチャートで1位となり、ワールドアルバムチャートでは8位となった。

全11トラックで構成されたこのアルバムは、BGMと一緒に慈悲、勇気、癒し、知恵、浄化、子供、人間愛などをテーマにしたマントラが、ダライ・ラマの肉声で盛り込まれている。アルバムの3番目のトラック・慈悲は、ダライ・ラマの公式ユーチューブチャンネルを通じて先に公開された。

ダライ・ラマの85歳の誕生日である6日に発売されたこのアルバムは、氏の教え子であり、ニュージーランド出身の音楽家・ジュネル・クニンの提案により製作された。普段ダライ・ラマの肉声録音を探し、それを聞くことでストレスを解消していたというクニンは、音楽の入った彼の肉声コンテンツがないことを知って、自ら作ろうと決心したという。

ダライ・ラマ側は、最初はアルバム制作を断った。クニンはあきらめず、2015年にダライ・ラマに直接手紙を書いて再度お願いし、この努力が受け入れられて以後5年間の作業の末、アルバムが発表できる運びとなった。ダライ・ラマは、「私の人生目標は、できるだけ多くの人のために奉仕することだ。音楽は、私が届かない方法で人々に役立つことができる」と、アルバム制作に応じた。普段ダライ・ラマは、「音楽は私たちの違いを超越させる可能性を秘めている。音楽は人類の生来の性質である暖かい心を取り戻してくれる」と、音楽が持っている前向きなエネルギーに賛辞を送った。

マントラのほかに収録された曲「Ama La」は、インド系英国人音楽家・アヌシュカー・シャンカル(39)が、インドの伝統弦楽器・シタールで演奏したものである。彼の父親は、ビートルズにインド音楽を教えた伝説的なシタール奏者・ラヴィ・シャンカルだ。今回のアルバムには、豪州出身のチベット仏教の尼僧であり芸術家であるロヴィナ・カーティンがそれぞれのマントラを解釈して、そこから得られる教えを書いた文と直接描いた仏教関連絵画を盛り込んだ小冊子も入っている。

今回のアルバムの販売収益は、ダライ・ラマと米エモリ-大学が共同で作った国際教育プログラム「社会性・感性と倫理学習プログラム(SEEL)」と瞑想科学研究機関「精神と生活研究所」の支援に使われる予定だ。


鄭盛澤 neone@donga.com