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現代自の商用水素車、ドイツの巨匠がハンドルを握る

現代自の商用水素車、ドイツの巨匠がハンドルを握る

Posted July. 01, 2020 08:05,   

Updated July. 01, 2020 08:05

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現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車は、ダイムラートラックの電動化部門の技術開発総括出身のマーティン・ツァイリンガー(60・写真)を、研究開発本部・商用開発担当副社長に任命したと、30日明らかにした。今日から合流したツァイリンガー副社長は、現代自グループで水素電気トラックやバスなどのエコ商用車関連研究開発(R&D)を率いることになる。

ドイツ・ダイムラーグループで30年以上商用車開発者とした勤務したツァイリンガー副社長は、商用車分野の最高の専門家に選ばれる。1987年にメルセデスベンツのトラックに入社し、2004年にダイムラートラックの子会社であるエボバスに移して水素電気ハイブリッドバスの開発業務を担当した。2014年は、ダイムラートラックの先行開発を担当しながら都心型電気トラック、自律走行トラックの開発を主導した。

ツァイリンガー副社長の迎え入れを機に、現代自グループは未来型商用車の開発に拍車をかける計画だ。現代自は昨年、スイスのエネルギー企業・H2Eと合弁法人「現代ハイドロジェン」を設立して、2025年までに欧州に水素電気トラック1600台を供給することにした。また、新型水素電気バスと高速型警察水素電気バスも公開した。

国内では、大型トラック2台で群集走行に成功した。群集走行とは、自律走行技術を利用して、複数台の車が並んで移動することを意味する。2018年は、貨物輸送用大型トレーラーの自律走行トラックで、義王(ウィワン)〜仁川(インチョン)間の約40キロの区間でレベル3の自律走行技術を実演した。レベル3は、突発状況を除けば、自律走行システムが運転者に代わって走行できるものだ。

ツァイリンガー副社長は、「商用車産業は、環境的、経済的課題に直面しているが、新技術と新車を通じて効率性と環境を改善できるチャンスもある」と期待感を示した。


南時旭 @donga.com