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「無敵」リバプールが30年ぶりのEPL制覇

「無敵」リバプールが30年ぶりのEPL制覇

Posted June. 27, 2020 08:28,   

Updated June. 27, 2020 08:28

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「信じられない。スティーブン・ジェラードとケニー・ダルグリッシュにこの栄光を捧げる…」

リバプールの応援服を着たユルゲン・クロップ監督は優勝の感想を頼まれたが、しばらく答えられなかった。涙を拭いて、ようやくリバプールの二人のレジェンドの名前を挙げ、栄光を一緒に味わいたいと語った。新型コロナウィルス感染拡大を恐れ、「集まらないで自宅で祝福して欲しい」とも話した。

30年を待ちわびたリバプールが、圧倒的な競技力でプレミアリーグの残り試合を基準に、最短での優勝を果たした。リバプールは26日、ロンドンで行われた今季EPLのマンチェスター・シティ対チェルシーの試合でシティが1-2で敗れ、早期優勝を確定した。

28勝2分け1敗(勝ち点86)で首位を走っていたリバプールは同日、シティが勝ち点63(20勝3分け8敗)となったことで、残り7試合の結果と関係なく優勝が決まった。7試合を残して優勝したのは、プレミアリーグが始まった1888~1889シーズン以降初めて。以前の記録はマンチェスター・ユナイテッド(2000~2001)、シティ(2017~2018)が持っていた残り5試合での優勝だった。

リバプールが最後に優勝したのはダルグリッシュが選手兼監督として活躍した1990年のこと。1992~1993シーズンにプレミアリーグがスタートしてからは優勝がない。ジェラードは1998年から17シーズンをリバプールの看板としてプレーしたが、優勝経験がない。クロップ監督が触れたダルグリッシュとジェラードは、最後の栄光と不運を象徴する人物だ。

2015年半ばにリバプール監督に就任したクロップ監督は、2018年からDFの獲得を中心に戦力の安定化に力を入れて来た。リバプールは2017~2018シーズンは4位だったが、2018~2019シーズンはリーグ2位になるなど戦力が急速に強化された。

リバプールの好調を支える最大の要因は攻守のバランスだ。2017年末に当時、DFの移籍金では過去最高額の7500万ポンド(約1116億ウォン)でCBフィルジル・ファン・ダイクをサウサンプトンから獲得した。これに最高のDF有望株に挙げられる右FBトレント・アレクサンダー=アーノルドと右FBアンドリュー・ロバートソンが立ちはだかる守備陣はプレミアリーグ最高レベルだ。

攻撃陣には、この日までにシーズン得点ランキング2位のモハメド・サラー(17ゴール)と6位のサディオ・マネ(15ゴール)、23位のロベルト・フィルミーノ(8ゴール)が布陣している。リバプールは今季31試合で70得点を挙げ21失点した。この日までにチーム最多得点2位で最少失点1位だ。


李元洪 bluesky@donga.com