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韓国戦争戦没者慰霊碑を訪れたトランプ氏、韓半島情勢に憂慮示し平和維持を誓う

韓国戦争戦没者慰霊碑を訪れたトランプ氏、韓半島情勢に憂慮示し平和維持を誓う

Posted June. 27, 2020 08:17,   

Updated June. 27, 2020 08:17

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トランプ米大統領が、韓国戦争が勃発して70年となる25日(現地時間)、就任後初めてワシントンの韓国戦争戦没者慰霊碑を訪れ献花した。北朝鮮が最近、開城(ケソン)の南北共同連絡事務所を爆破するなど韓半島の緊張を高めている状況で、トランプ氏の慰霊碑への献花は、韓米同盟が堅固であることを示す象徴的な意味がある。

トランプ氏は同日午前11時20分頃、メラニア夫人とともに20分間ほど慰霊碑を訪れた。トランプ氏は献花して黙祷を捧げ、軍人らに敬礼し、参戦兵士の犠牲を悼んだ。そして、参戦勇士らと言葉を交わし、記念公園を見回した。オバマ前大統領、ブッシュ元大統領、クリントン元大統領は、それぞれ休戦60年、休戦50年、韓国戦争勃発50年にここを訪れた。

 

トランプ氏と歓談した李秀赫(イ・スヒョク)駐米大使は記者団に、「短い時間だったが、トランプ氏が韓半島情勢に関心と懸念を示した」とし、「韓半島の『平和が維持されるよう引き続き努力してほしい』と要請したところ、『そうしており、今後もそうする』と述べた」と伝えた。

 

デービッド・スティルウェル米国務次官補(東アジア太平洋担当)は同日、韓国戦争70年記念式の画像記者会見で、「韓国の防衛に対する米国の約束は堅固だ」と述べた。北朝鮮の非核化交渉と関連して、「私たちは生産的な対話を持つための環境を作ってきた」とし、「シンガポールとハノイで私たちの立場を明確にし、北朝鮮の立場も聞いた。ボールは彼ら(北朝鮮)のコートにある。私たちは議論を続ける準備ができている」と述べた。

 

韓国が、日本の韓国に対する輸出規制強化を解くために世界貿易機関(WTO)に提訴することについては、「これらのシステムは、皆が貿易問題や他の問題解決の議論に活用するためにある」とし、「私たちは意見の相違を解消するためにこのメカニズムを活用することを支持する」と明らかにした。また、「私たちはこの論争的問題を完全に解決しなくても、少なくとも両者が対話を維持することを推奨する」と付け加えた。

米国のハリス駐韓大使も同日、米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)と韓国国際交流財団がオンラインで行った韓米戦略フォーラム2日目の基調演説で、「米国は、歴史的なシンガポール首脳会談でトランプ氏と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が設定した目標が外交を通じて進展を成すよう開いている」と強調した。また、「米国は南北関係に対する韓国の努力を全面的に支持し、北朝鮮が逆効果を生む行為を慎むことを求める」と述べた。

ハリス氏は、中国を牽制するための米国の反中国経済ブロック構想「経済繁栄ネットワーク(EPN)」とインド太平洋地域で中国の「一帯一路」に対抗するための米主導のグローバルインフラ標準設定プロジェクト「ブルー・ドット・ネットワーク」への韓国の参加も求めた。


朴湧 parky@donga.com