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柳簫然が5個目のナショナルタイトル獲得、韓国女子オープンで優勝

柳簫然が5個目のナショナルタイトル獲得、韓国女子オープンで優勝

Posted June. 22, 2020 08:34,   

Updated June. 22, 2020 08:34

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トップの柳簫然(ユ・ソヨン=30)と2位キム・ヒョジュ(25)は最終18番(パー4)で並んで2打目をバンカーに入れた。1打差の首位を守ろうとする者と、覆そうとする者の間に緊張感は最高潮に達した。先にホール前のバンカーで打ったキム・ヒョジュのバンカーショットは、ピンから1.5メートルに寄せた。するとカップ左のバンカーにボールが入った柳簫然は、ピン60センチにボールをつけた。

結局二人ともパーを守り、柳簫然は夢にも見た5ヵ国のナショナルタイトル獲得に成功した。柳簫然は、「自分に対する信頼半分と奇跡を願う気持ち半分でバンカーショットを打った。(バンカーショットより)優勝を確定した短いパーパットの方が緊張した」と笑顔で語った。

柳簫然は21日、仁川(インチョン)市にあるベアーズベスト青羅(チョンラ)GC(パー72)で開かれたナショナルタイトルで韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーのメジャー戦、韓国女子オープン4日目に通算12アンダー276で優勝した。12アンダーの単独首位で4日目をスタートした柳簫然は、1バーティー、1ボギーでスコアを伸ばすことができず安定したプレーで頂上に立った。

今回の優勝で柳簫然は2009年のオリエント中国オープン、2011年の全米女子オープン、2014年のカナダオープン、2018年の日本女子オープンに次いで5個目のナショナルタイトルを獲得を達成した。柳簫然は、「これまで韓国のナショナルタイトルがなかったのが気になっていた。自分のキャリアで一番悔いの残る大会だった2008年の韓国女子オープンも、今は申智愛(シン・ジエ)さんと接戦を繰り広げた良い思い出になった」と話した。2008年の韓国女子オープンで柳簫然は雷が鳴る中で3ホールまでもつれ込んだプレーオフで申智愛(32)に敗れ、準優勝に止まった。柳簫然は、「人は欲張りな動物のようだ。次は全英女子オープン(英国)でナショナルタイトルを狙いたい」と語った。

新型コロナウィルス感染症の影響でメイン舞台である米女子ツアー(LPGA)が‘中断された中、約4ヵ月ぶりに実戦に臨んだ柳簫然は、2015年8月のハイワンリゾート女子オープン以来5年ぶりに国内ツアー10勝目を達成すると同時に、初の国内メジャー優勝を果たした。また2018年6月、マイヤーLPGAクラシック以来2年ぶりに優勝トロフィーを掲げた。柳簫然は、「久しぶりに優勝を狙った大会だったので、緊張もしたけど朴仁妃(パク・インビ)さん(32)などから携帯のショートメッセージで『緊張感を楽しんできて』と励まされたのが大きな力になった」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com