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北朝鮮、DMA内の監視所に少数の兵士を投入

北朝鮮、DMA内の監視所に少数の兵士を投入

Posted June. 22, 2020 08:35,   

Updated June. 22, 2020 08:35

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北朝鮮軍が、非武装地帯(DMZ)内の民警監視所とこれまで使われていなかった潜伏監視所および壕に少数の兵士を投入している。21日、軍によると、3、4人の北朝鮮軍がシャベルや鎌、ツルハシなどで監視所の周辺で雑草の除去と進入路の補修作業をしている。

軍は、北朝鮮軍総参謀部が予告した「4大軍事行動」の前兆の可能性もあるとみて注視している。特にこれまで使われていなかった潜伏監視所に兵士を投入したことは、総参謀部が最前方部隊に命令した「1号戦闘勤務体系」の後続措置とみえる。ただし、昨年11月、爆破方式で撤去した監視所(10個)の復旧作業はまだ捉えられていない。ほぼ破壊された監視所を短期間に復元することは難しいため、北朝鮮軍が別の監視所に兵士を投入するのではないかという観測が流れている。

北西島嶼付近の黄海道(ファンヘド)ケモリ地域に配備された海岸砲2門の砲門も19日から開いた状態だという。南北軍事合意によって海上緩衝区域の海岸砲の砲門は閉鎖しなければならないが、北朝鮮はこれまで一部の砲門を開閉してきた。軍は、長在島(チャンジェド)など他の地域の海岸砲が開かれているか監視している。

さらに、白翎島(ペクリョンド)と延坪島(ヨンピョンド)に駐留する海兵隊に配備されたスパ

イクミサイルの対応計画も点検したという。2013年にイスラエルから導入したスパイクは、坑道の奥深くに隠された海岸砲を攻撃でき、「海岸砲キラー」と呼ばれる。軍消息筋は、「ケモリなど北西島嶼付近に配備された多くの北朝鮮軍の海岸砲はスパイクの攻撃圏に入る」と話した。

 

北朝鮮は同日、韓国に向かって「黙って巣窟でじっとしているのが良い」と非難した。北朝鮮の対外宣伝メディア「わが民族同士」は21日、韓国軍の陸海空軍合同海上射撃訓練を取り上げ、「南朝鮮軍部は災いを自ら招かず、南北関係を破局に追い込んだ罪を痛感し、黙って巣窟でじっとしているのが良い」と非難した。また「今のように敏感な時にむやみに出て来て偏狭に動き回っては、ひどい目に遭うだろう」と警告した。


尹相虎 ysh1005@donga.com · 李知訓 easyhoon@donga.com