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北朝鮮の核弾頭30~40発、昨年に10発増加 SIPRI報告

北朝鮮の核弾頭30~40発、昨年に10発増加 SIPRI報告

Posted June. 16, 2020 08:19,   

Updated June. 16, 2020 08:19

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北朝鮮が保有している核弾頭は、今年1月現在30~40発と推定され、昨年より約10発増加したと、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が15日(現地時間)、明らかにした。

SIPRIは同日公表した2020年の年鑑で、「北朝鮮は国家安保戦略の核心として核兵器計画を優先順位に置いている」とし、「北朝鮮が19年に明らかにした核実験および長距離ミサイル実験の中止(モラトリアム)を履行しているが、この期間も新しい種類の短距離ミサイルを数回発射した」と伝えた。

 

SIPRIは毎年年鑑で世界の核保有国の軍備拡充・縮小を推定しており、今年は世界の核弾頭総数を1万3400発と推定した。これは昨年(1万3865発)より3.4%減少した数値だ。世界の核弾頭の9割を保有する米国とロシアが老朽化した兵器を廃棄したためだ。全体の核弾頭のうち約3720発が配備中で、このうち約1800発が「高度作戦警戒体制」に置かれていると、SIPRIは明らかにした。

SIPRIは、北朝鮮を核保有国に含めているが、世界の核保有量統計からは除いている。SIPRIは、「北朝鮮が核兵器・ミサイル実験をした事実は認めているが、核兵器の性能などに関する情報は一切提供していない」と理由を明らかにした。


任寶美 bom@donga.com