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パリで盗まれたバンクシー氏の作品がイタリア農家で発見

パリで盗まれたバンクシー氏の作品がイタリア農家で発見

Posted June. 13, 2020 08:59,   

Updated June. 13, 2020 08:59

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フランスのパリで消えた「ストリートアーティスト」バンクシーの芸術作品が、1年5ヶ月ぶりにイタリアの田舎の放置された農家で現われた。AP通信などの外信によると、イタリアのラクイラ検察は、フランス警察と協力捜査を通じて、盗まれたバンクシーの作品をイタリア・アブルッチ州ラクイラの放置された農家で発見したと、11日(現地時間)発表した。

2018年6月に初めて登場したこの作品は、バンクシーが2015年11月13日、当時コンサートが開かれていたパリのバタクラン劇場で90人が命を落としたテロ事件を追悼する意味で作ったことが分かった。劇場の黒い非常口に白いステンシルで泣く少女の姿を刻んだ作品は、パリジャンにテロの痛みを覚える象徴として愛された。しかし、2019年1月にこの作品が描かれたドアが、丸ごと取られたまま盗まれた。

ラクイラ検察は同日の記者会見で、作品は農家の屋根裏に隠されていたと発表した。作品がどのようにイタリアまで移されたのか、イタリア人が事件に関与したのかについては捜査を行っている。検察によると、この作品が発見された農家の持主は中国国籍者で、自分の農家に作品が隠された事実を知らずにいた。検察は誰かが農家の屋根裏に侵入したと見ていると付け加えた。


任寶美 bom@donga.com