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新羅・百済・伽耶の馬の鎧を一堂鑑賞、慶州博が「馬の鎧」特別展

新羅・百済・伽耶の馬の鎧を一堂鑑賞、慶州博が「馬の鎧」特別展

Posted June. 12, 2020 08:55,   

Updated June. 12, 2020 08:55

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昔の新羅と伽耶、百済地域から出土した馬の鎧18点を一堂で見ることができる展示が行われる。国立慶州(キョンジュ)博物館と国立慶州文化財研究所は、12日から8月23日まで慶尚北道慶州市慶州博物館で、特別展「馬、鎧を着る」を共同開催する。

新羅、伽耶、百済時代の馬鎧は、全国で複数点出土したが、完全な姿を備えたのは珍しい。まず目についたのは、2009年、慶州チョクセム地区から完全な形で出土した馬の鎧だ。保存処理だけで10年がかかった遺物。実物とこれを複製して馬モデルに着せた再現品が一緒に展示される。1992年、慶南咸安郡馬甲塚からも完全な姿で出てきた伽耶時代の馬の鎧も見ることができる。馬甲塚から出土された馬の兜と左右側の馬の鎧が展示されるのは今回が初めてだ。この遺物は最近、宝物に指定された。

1934年、慶州皇南洞(キョンジュ・ファンナムドン)で韓国で初めて確認された馬の鎧と、慶州鷄林路(ケリムロ)第1号古墳から1973年に出土した馬の鎧が、それぞれ発掘以来、初めて公開される。釜山金海陜川(プサン・キムへ・ハブチョン)などで出土した馬の鎧も紹介する。百済地域である公州公山城(コンジュ・コンサンソン)で出土された韓国初の漆塗り革馬鎧と馬兜も見ることができる。高句麗古墳壁画に現れた古代重装機兵(鉄器兵)の姿が映像で紹介され、陶器騎馬人物形角杯(国宝)などの関連遺物140点余りが展示される予定だ。

新型コロナウイルス感染症の拡散を防ぐために、慶州博物館のホームページ(gyeongju.museum.go.kr)で事前予約を受けるが、一日に300人まで現場でも申請を受ける。1時間当たりの観覧客数も制限する。


趙鍾燁 jjj@donga.com