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DMZ坡州臺姓洞村で旧石器時代の打製石器を発見

DMZ坡州臺姓洞村で旧石器時代の打製石器を発見

Posted June. 10, 2020 08:43,   

Updated June. 10, 2020 08:43

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非武装地帯(DMZ)にある京畿坡州市臺姓洞(キョンギ・パジュシ・テソンドン)の村で、旧石器時代の打製石器が発見された。

文化財庁は、国立文化財研究所を中心に構成された非武装地帯の実態調査団が5月26〜29日に行った初の実態調査で、旧石器時代の打製石器2点を発見したと、9日明らかにした。

石器は、村の南側の丘陵一帯で確認されており、そのうちチルゲ(写真・上の先端が尖っており、下にいくほど幅が広くなる形状のツール)は菱形で、大きな石核から切り離した石の欠片を利用して作ったものだ。両端の刃の部分は、細かく手入れして対称を成した。残りの一点は、チッケ(砂利や角張った石の端を切り離して刃をつけた石器)タイプの破片とみられる。

文化財庁は、「石器が収拾された地域は丘陵の頂上部で、珪岩石が多数確認されており、遺物の追加収拾と遺跡確認のために追加調査が必要だ」と明らかにした。旧石器時代の打製石器遺物は、2004年の開城(ケソン)工業地区の文化遺跡を巡る南北共同調査当時も1点を発見されたことがある。

このほかにも、高麗時代の軒丸瓦、象嵌青磁彫刻、竜頭部分をはじめ、統一新羅〜朝鮮時代の遺物が確認された。


趙鍾燁 jjj@donga.com